川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

日本と韓国(3)「おもしろい韓国語」

2010-09-01 23:19:36 | 日記
 韓国に仕事に行くのに、事前に韓国語を少し勉強していったのですが、現地にいけば勉強の成果はほとんど皆無の状態でした。それでも向こうで過ごしていると韓国語の新しい発見がいくつかありました。韓国ではギョウザを「マンヅゥー」といいます。もしかすると「饅頭」からきているのではと思ったのでしたが、やはり漢字では饅頭と書くのでした。日本語でトイレを「化粧室」と表記することがあります。韓国語ではトイレを「フアジャンシル」といいます。フアジャンとは「化粧」、シルは「室」でやはり化粧室でした。家族は「カジョク」、料理は「ヨリ」、道路が「トロ」、鶏卵は「ケラン」、監督は「カンドク」、審判は「シンバン」、民間はそのまま「ミンカン」などもともと漢字の国です、日本語とよく似た発音が多くあります。

 韓国語といえばハングル文字です。初めは○やら□やら、なんじゃいなという感じでしたが、ローマ字のような形で、ルールが分かってくると結構面白い。ハングル文字は世界で最も新しい文字だと聞いています。朝鮮王朝第4代の世宗(せぞん)国王が学者に命じてつくらせたもので、1446年10月に公布されました。それまでは漢字を使っていましたが、韓国語を表すのはとても不便でした。このハングル文字の誕生で韓国語がそのまま表記できるようになりました。ハングルとは「偉大な文字」という意味があります。
 韓国では会社の社名や新聞の見出しにたまに漢字が使われますが、日常生活の中ではほとんどハングルが使われています。

 釜山での仕事の時は韓国人の技術者金氏が通訳をしてくれましたが、金海でのボーリングの管理の仕事の時は通訳がいなくて、韓国人の中へ一人放り込まれました。この時ボーリング会社の課長氏との会話は、カタコトの韓国語、カタコトの英語、そしてほとんどは漢字の筆談で何とか意志の疎通が図れました。

 日本でも敬語がありますが、目上の人を敬う韓国では、目上の人に対する言葉と、同僚や目下の人に言う言葉がはっきり区別されています。韓国語で日本語と違うところは「先生」という言葉自体が敬称となっている日本語に対して、韓国語では「ソンセンニン(先生様)」と表現します。また自分の会社の社長にも「様」を付けます。
                     (つづく)
コメント
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