川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

変わる国勢調査

2010-09-25 20:53:52 | 日記
 今年は5年に一度の国勢調査の年です。国政調査は日本に在住する全ての人を対象として行われる国の重要な調査です。各家庭の家族数や年令、職業などを調査集計して、国内の人口や世帯数、産業構造などを調べるものです。第1回の国政調査は大正9年(1920)年に実施され、今年のものが第19回の調査となります。

 私も以前国政調査員をしていましたが、その時は1軒1軒調査票を配り、また1軒1軒回収をしました。留守の家があったり、回収したあとのチェックで記入漏れや記入違いがあると、再度その家を訪れて訂正をしてもらうなど、大変だったことを記憶しています。数回前より郵送もできるようになり、直接回収と合わせて2つの方法での収集が行われるようになりました。

 それが今回は全て郵送する方法に変わりました。調査員の方は楽になりましたが、なかなか郵送されない家や、記入漏れや記入違いの場合は、収集した部署が大変だろうと思います。個人情報の保護や、プライバシー保護でこのような方法に変わってきたのですが、日本はこのままでいいのでしょうか。個人情報やプライバシーももちろん大事ですが、向こう三軒両隣のお付き合いも大事ではないでしょうか。そのうち個人情報保護やプライバシーで国政調査もできなくなるのではないかと心配です。
コメント
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