川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

粥見神社秋季「てんてん」催される

2010-11-24 23:30:38 | 日記

11月21日、松阪市飯南町粥見町の粥見神社(林徳昌宮司)に700年前から伝わる神事「てんてん」が行われました。粥見神社は平安時代に創建されたと考えられており、中世の伊勢の国司北畠親房が尊崇してとも伝えられています。てんてんは松阪市の無形文化財に指定されており、年に2回、春と秋に行われ、無病息災や五穀豊穣を祈る祭りです。この祭りは戦時中も耐えることなく続けられてきました。


 春の例祭には天狗や獅子舞など大人たちが舞い、秋の大祭には子どもたちが舞います。 「てんてん」は太鼓の音から付けられた名称であると言うことです。秋の大祭に出演する子どもたちは、8月から11月まで週2回練習をし、春の例祭に出演する大人の人たちは1月から3月まで練習をするということで、1年のうち7ヶ月はてんてんの練習に費やされるそうです。この日てんてんの舞いを行う子供たちは、早朝に冷たい櫛田川で心身とも清めて神事に入ります。

まず神社で祭礼が行われ、巫女姿の女児たちが奉納舞を披露しました。
 てんてんでは大神様から使わされた子供たち扮する「はなかけ(先駆け)」がきつねやひょっとこの面を付けて社の階段から降りてくると、他の子供たちがいっせいに杉の葉を投げつけいたずらをします。そのあと子供が扮する天狗が社の階段から降りてきます。天から降りる道中が長いということで階段の途中で草履をはきかえたり、居眠りをします。地上に降り立った天狗が鼻をかんだ紙で頭を触れてもらうと、無病息災と言われています。

また、天狗の手招きで獅子も階段を降りてきて、広場で獅子舞が披露されます。

 

私も毎年、春と秋の祭りをほとんど見せていただいています。この日も粥見神社には家族連れなどがつめかけ、子供たちが演ずるてんてんを拍手を送りながらみていました。最後にはもちまきが行われ、大勢の人たちが祭りを楽しみました。この祭りは私のホームページの「松阪市のまつりごよみ」に登録してあります。→クリック

 

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