川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

竹上新市長に期待するもの

2015-10-07 19:50:53 | 日記
 松阪市長選挙に当選した竹上真人氏は10月5日に選挙管理委員会から当選証書を受け取り、市長としての任務がスタートしました。
 竹上市長誕生に際し、期待を込めてこのブログを贈ります。

1)うそやまやかしのない政治を
 市長という仕事の中で「うそも方便」として、全くウソをつかないわけにはいかないと思うが、大勢の市民に平気でウソをついたり、自分の発言を「まやかし」でごまかすようなことはもうたくさんである。竹上市長にはその心配はないだろう。彼は以前に「僕は家内にはウソをついたことはありますが、皆さんにウソをついたことはありません」と述べたことがあった。誠実な彼だからこそ、その言葉にも信頼感があった。その姿勢をこれからも貫いてほしい。(できれば「家内」にもウソをつかないように)

2)県や近隣の町と良好な関係を
 竹上氏の当選のときの映像をケーブルテレビで見たが、お祝いを述べた鈴木英敬三重県知事の「おかえりなさい」という言葉にも、近隣4町の中井明和町長、久保多気町長、尾上大台町長、谷口大紀町長の祝いを述べる表情にも喜びがあふれていた。これまでの松阪市は県や近隣の町と絶えずトラブルを抱えてきたが、それらから解放され、竹上市政とは新しく良好な関係を築いていけるという安堵感だろう。もちろん竹上市長には松阪市としての主張はしっかりしてもらわなくてはならないが、知事も各町長も人格者である、真摯な議論ができるはずである。

3)足を地に付けた安定した政治を
 松阪市を外に向かってどんどんと発信してもらなくてはならないが、マスコミ受けをねらった軽薄なパフォーマンスはいらない。もっとも竹上市長はパフォーマンスは無縁の人。足をしっかり地に着けた安定した市政を運営してくれるものと思うが。

4)議会と良好な関係に
 竹上市長は議会との関係を「緊張ある良好な関係に」と述べている。そう願いたいものである。
 市長も市民から選挙で選ばれた市民の代表であり、議会も市民から選挙で選ばれた議員で構成される市民の代表である。役割は違うが、双方市民から負託を受けた二元代表制の一翼を担う立場である。
 これまで議会は前市長から絶えず辛辣な言葉を浴びせかけながらも、議会としての役割をきっちり果たしてきたという自負がある。市長(行政)と議会の関係はよく「車の両輪」に例えられる。言い古された言葉ではあるが、これほど双方の関係を的確に表したものはない。両輪が近寄り過ぎても車は安定性に欠ける。離れすぎると走れない。近寄り過ぎず離れすぎず緊張感を保ちながら、市民の幸せに向かって走っていくものである。

 議会の今後の進め方について一議員が述べることはできないが、これまでとスタンスは全く変わらないものと思う。「良いものは良い、悪いものは悪い」という是々非々で対応し、時には行政を後押しし、時には行政にブレーキをかける。そして場合によっては市長が出してきた議案を否決することもあるだろう。
 市長と議会は二元代表制という政治の仕組みを理解し、お互いの役割を尊重し合えば、対立することも、非難し合うこともないだろう。
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