(講演する佐々木利和教授)
北海道の名付け親で探検家の松浦武四郎の功績を展示する、松浦武四郎記念館(小野江コミュニティセンター)の開館20周年の記念式典が7月6日、松阪市小野江町の小野江小学校で開催されました。
山中市長のあいさつのあと、来賓として来場された北海道アイヌ協会理事長の加藤忠さんが祝辞を述べ、またこれまで記念館の開館・運営に尽力された、黒宮哲之(開館当時の三雲町長)ら6人に感謝状が贈呈されました。
(6人に感謝状が贈呈された) (小・中学生による学習発表)
記念講演では記念館の開館当時から展示指導をされてきた、北海道大学客員教授佐々木利和さんが「松浦武四郎の資料の保存と公開を振り返る」というテーマで、開館当時の展示指導の様子を話されました。
また松阪市立小野江小学校の6年生や同三雲中学校2年生による学習成果発表。伊勢管弦楽団・三重大学室内楽団によるミニコンサートがありました。
会場には約250人の市民や来賓などが来場して、松浦武四郎記念館の20周年を祝いました。
松浦武四郎歌碑の除幕式行われる
(松浦武四郎の歌碑)
記念式典のこの日、記念館の玄関横に松浦武四郎の歌碑が建てられ、除幕式が行われました。この歌碑は松浦武四郎記念館友の会の人達が昨年12月に北海道を訪れたとき、北海道には松浦武四郎に関する銅像や歌碑が60ヶ所もあり、松阪の地にも歌碑が欲しいと、原田積善会から補助を受けて建てたものです。
歌は武四郎の393首の中から、他に書かれていない『陸奥の 蝦夷の千島を開けとて 神もや我を 作り出しけむ』で、地元の書道家安休美千代さんが書かれました。
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