川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

多気町議選無投票

2014-07-10 07:50:25 | 日記
 7月8日に告示された多気町議選は、同日午後5時に立候補届出が締め切られ、定数13人に対して立候補の届出が13人であったため、無投票となった。無投票は町村合併後始めてということです。
 多気町の立候補者が少ないという話しは早くから聞いていたが、選挙の1ヶ月前時点でも立候補予定者が、定員より2人少ないと報じられており、告示日までに何とか定数が確保された。

 立候補者が少ないのは多気だけではない、次回の松阪市議選でも同じようなことが起きる可能性がある。前回の松阪市議選では30才台が2人、40才台が1人の若い議員が誕生した。喜ばしいことである。
 しかし今後若い人たちが市議会議員に身を投じようとする事は益々難しくなってくるだろう。会社勤めであればある程度安定しているが、議員は退職金もなければ失業保険もない、また議員年金もなくなってしまった。そして一生懸命まじめに議員活動を務めていても、4年に1回の選挙に当選できる保障もない。

 かつては労働組合出身の市議会議員が多くいた。セントラル、JR、松下、NTT、中電、松阪可鍛など。今は組合の組織力が弱まっていることもあるが、組合から市議会議員に立候補しようとする人はほとんどなくなってしまった。
 市議会議員はいろいろな世代、いろいろなジャンルの人達で構成されるのが望ましい。誰もが立候補できるかたちを考えていかないと。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿