松阪市議会11月議会の一般質問は3日間に渡って行われ、18議員が登壇して12月8日終わりました。私も「市庁舎内にシルバーカーの設置を」と「災害発生直後の応急対策について」一般質問をしました。シルバーカーについての質問をまとめます。
問
シルバーカーは高齢者の人たち、特に女性が牽いて歩いている手押し車で、私の家の周辺でもよく見かけます。一市民の方から市役所にシルバーカーを設置してほしいという声を聞きました。現在市役所の中には車いすがありますが、車いすに乗るほどでもないが、少し足が悪い人、腰がいたい人、腰が曲がっている人などにはシルバーカーは便利に使ってもらえるのではないか。
答
シルバーカーは自立歩行できる方が使われますが、足の不自由な方の歩行を補助することはできません。設置したシルバーカーに頼って、慣れないことから、点字ブロックなどのわずかな段差につまずいたり、車にもたれて不意に動くこと恐れがあります。ご自分の車いすをお持ちいただくか、庁舎内で貸し出している車いすをご利用して頂きたい。
庁内の車いすで移動することにお困りの方は、案内係員や職員がお手伝いさせていただきますのでお気軽に声をかけていただきたい。
このあと、便利さと万一の事故についての議論が行われた。安全はもちろん大事なことですが、多くの人に利用される便利さも大事なことです。実際に庁内にシルバーカーを設置している自治体は少ないのも事実です。その中でインターネットで検索していたら岩手県大船渡市が平成18年6月に設置されたことが出てきました。
大船渡市では市民の声を市政に反映するシステムがあり、市民からの『足腰が悪いので、市役所内に移動しやすいようにシルバーカー(歩行補助車)を配備してほしい(5月29日)』という要望を受けて、10日後に『ご提言に基づき、6月8日に市役所本庁舎の玄関付近にシルバーカーを配備しましたので、ご自由にご利用願います』と設置された。電話で聞いてみたところ、『結構利用していただいています。点字ブロックなどでつまずいて事故になったことはありません』という返事が返ってきました。
松阪市の場合、シルバーカーの湿地が設置で事故が起きてはいけないということで、二の足を踏んでいるが、杖をついて庁内を歩いている人もあり、杖よりはシルバーカーの方がはるかに安全であろう。
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