川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

日本維新の会の苦悩

2013-05-29 06:25:26 | 日記
 日本維新の会の橋下徹大阪市長が、日本外国特派員協会で記者会見を行い、国内外から批判の高まっている従軍慰安婦をめぐる一連の発言の釈明をした。

 日本維新の会は橋下徹というカリスマ性のリーダーに引っ張られ、急速に拡大していった。日本の政治の歴史の中で、極めて短い期間にこれだけ急激に大きくなった政党も珍しいのではないだろうか。
 橋下氏はかっての小泉首相を彷彿させるような、歯に衣を着せぬ発言で国民の注目を集め、人気を広げていった。そしてその人気が最高潮に達したのが、昨年12月に行われた衆議院選挙の時ではなかったか。

 その後日本維新の会の人気は失墜していく。2013年の新入社員が選ぶ「理想の上司」ランキングでは、昨年1位であった橋下氏は26位にまで急落し、それはそのまま日本維新の会の支持率を示し、政党支持率も民主党に抜かれて第3位に落ちた。
 参議院選挙を控えて、注目を集め、人気回復のために打った一手が、今回の騒動に発展していったのではないか。

 動物でも植物でも急激に増えていったものは、急激に衰えるという話しを聞いたことがあるが、会社などにも当てはまる。
 また政党に限らず、1人のリーダーのカリスマ性で発展していった組織は、「親亀こけたら皆こけた」という危うさをもっている。
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