川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

どんど火「嫁しば」行われる

2018-01-14 18:30:28 | 日記
 松阪市岩内町の集落東側の空き地で1月14日どんど火「嫁しば」が行われました。この行事は岩内町自治会(北川正博自治会長 65戸)が主催して毎年1月14日に近い日曜日に行われ、町内で嫁入り、婿入りのあった家がどんど火に「しば」をくべ、そのあと餅を焼いて無病息災を願うものです。
 
 嫁しばについて北川自治会長は、岩内町では『以前は正月の2日にみんなで山に行って、同町内にある泉住寺に奉納するしばを刈った。この時、この1年の間に町内に嫁入りした家や婿入りした家は、しばの周囲にウラジロ巻いて出した。これを「嫁しば」、「婿しば」といい、嫁しばは6束、婿しばは8束奉納した』ということです。

 当時はかまどで煮炊きしたので、しばは貴重な燃料であったと思われます。現在はしば刈りには行かなくなりましたが、嫁しば・婿しばの習慣だけ残っています。どんど火はどこでも行われますが、嫁しば・婿しばの習慣はこの地域だけで、嫁入りしたり婿入りしたことを地域に人たちに披露する意味があったのではないかと思われます。
 この行事がいつ頃から行われるようになったかはわからないということです。また嫁入り・婿入りが全くない年には自治会の役員がしばを刈りに行くということです。

 岩内町の「どんど火 嫁しば」は私のブログ「松阪市内の祭り100選」記載してあります。

松尾神社奉賛会でどんど火行われる

2018-01-14 08:43:34 | 日記
 
( 柿本禰宜によるしめ縄、お札などのお祓い)             (餅焼きの様子)

 松阪市立野町にある松尾神社の崇敬奉賛会主催のどんど火が1月13日に神社近くの広場で行われました。1月8日に予定されていましたが、雨天でこの日に延期されたものです。
 午前10時に柿本長生禰宜により、これまで神社に持ち込まれた古いしめ縄、お札、お守りなどのお祓いをされ、高く積まれた薪に火がつけられました。

 このどんど火には、奉賛会の会員、松尾神社の氏子、また一般の市民など多くの人たちが来場して、古いしめ縄などを焼いたり、奉賛会が用意した餅を焼いたり、また松尾神社敬神婦人会が用意したぜんざいなどを味わっていました。午後2時まで行われました。