川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪市経営文化セミナー開催される

2016-01-23 19:24:48 | 日記
                       (第2部のトークセッション)

 第12回松阪市経営文化セミナーが、平成28年1月23日に松阪市川井町のクラギ文化ホールで開催されました。今回は「三井家と松阪 歴史と未来への展望」というテーマ行われました。

 松阪市経営文化セミナーは、「①学び」、「②新しい価値の創造」、「③交流の活性化」を基本コンセプトとして、松阪の歴史と文化、食、美しい自然、また本居宣長の思想や倫理感、松阪商人のビジネス感など“松阪の魅力“を、松阪にゆかりの深い東京日本橋から世界に発信していこうと、平成25年7月から始まりました。
 これまで行われたのは、平成25年度が東京で5回、平成26年度が東京で2回、松阪で2回、平成27年度が東京で2回、松阪が1回(今回)です。

 第1部のトークイベントでは、現在NHKで放映中の「あさが来た」のヒロイン・女優の波瑠さんを迎え、「女あきんどの素顔に迫る」というテーマでトークが行われました。NHKでは放映中のドラマのヒロインをこのような催しに出すこと難しいということですが、松阪市と三井家のつながりの中でNHKも了承していただいたということです。
 実は私もこのドラマを見ていなかったのですが、波瑠さんが松阪に来ていただくことになってからビデオに残して見ています。実話に基づいたドラマで大変面白く、あさと新次郎の掛け合いが、また玉木宏さんのとぼけた演技が何ともいえない味を出しています。

 あさが来たの「あさ」のモデルとなった女性実業家・広岡浅子は、1849年京都油小路出水の三井家・三井高益の四女として生まれ、17歳のときに大阪の豪商・加島屋九右衛門の次男信五郎と結婚しました。浅子は筑豊炭鉱の開発、加島銀行の設立、また大同生命創業にも携わりました。浅子は女性の教育の大切さを考え、明治34年には日本女子大学校(現 日本女子大学)の設立にも導いた。大学設立後も女子教育に力を入れ、御殿場で若い女性を集めて開催された合同勉強会には、若き日の市川房枝や村岡花子も参加していました。

 波瑠さんのトークショーはフリーアナウンサー山上和美さんの軽快な進行で行われ、波瑠さんの子ども時代はおてんばな子で、第1話に出てきた子役とそっくりであるとお母さんから言われたこと、NHKの朝ドラには4回目のオーデションで、「あさが来た」のヒロインに選ばれたことなど話しました。また撮影現場は大変厳しいこと、加納屋の家族を演じる役者さんたちとは和やか過ごしていることなどを話しました。また山上アナウンサーからは波瑠さんが2,500人の応募者の中からあさが来たのヒロインに選ばれたことなどが話されました。
 今日の来場者の中から抽選で20名に波瑠さんのサイン色紙が贈られました。

 第2部のトークセッションでは三井家の関係者を中心として出演していただき、三井の経営マネジメントについて語っていただきました。出演されたのは次の皆さんです。

出演(敬称略)
 三井高尚(本村町三井家/一般財団法人三井家同族会 常務理事)
 三井嬉子(松阪三井家/公益財団法人スペシャルオリンピック日本 会長) 
 大西洋(株式会社 三越伊勢丹ホールディングス 代表取締役社長)
 山口洋二(ニ木会 事務局長)
進行(敬称略)
 由井常彦(公益財団法人三井文庫 常務理事・文庫長)
 吉田悦之(公益財団法人鈴屋遺跡保存会 本居宣長記念館 館長)

 このトークセッションでは次のような三井の歴史、そして「今」について語られました。

三井400年の歴史の中で、330年前に江戸で「現金・安売り・掛け値なし」の商法で大きくなった。三
 井は世界最初の量販店で、18世紀では世界一の規模の商店であった。
江戸時代200年近く呉服店、両替屋を営み、明治3年から銀行、物産、鉱山、三越の4つの大きな事
 業を中心としたかたちに移行した。現在三井11家の結束が固い。
二木会(にもくかい)は昭和25年に三井家の同じ商標をもつものとして結成し、当時18社であった
 が、現在は28社あり、毎月第二木曜日に月例会を行っている。
340年前に越後屋を三井高利は「一人ひとりのお客を大事にする」という考え方で商売をしてきた、日
 本橋三越はその考え方を引継ぎ、直接お客に接する販売員をスタイリストとして一番大切にして
 いる。など興味深い話しが出されました。

 昨年2月に行われた松阪市市政施行10周年記念式典では、セレモニーが終わったあと多くの来場者が帰ってしまい、松阪市ゆかりの偉人の子孫など豪華な人たちによるせっかくの記念シンポジウムがガラガラの会場で行われましたが、今回はほとんどの来場者が最後までいていただきました。
                             
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豪商ポケットパーク開園セレモニー開催される

2016-01-23 17:48:56 | 日記
 松阪市本町の伊勢街道沿いに建設中であった「豪商ポケットパーク」が完成し、開園式にあたる「『豪商のまち松阪』キックオフセレモニー」が、平成28年1月23日午前11時から同所で行われました。
 豪商ポケットパークは銀行跡地を松阪市が買い取り、公園として整備したもので、昨年6月から工事が始まり、本年1月20日に完成認定を受けたものです。同パークには三越伊勢丹ホールディングスから寄贈されたライオン像も設置され、披露されました。

 この日来賓として来ていただいたのは、(財)三井文庫 由井常彦文庫長、 (社)三井家同族会 三井高尚常務理事、同松阪三井家 三井嬉子氏、ライオン像寄贈者の(株)三越伊勢丹ホールディングス大西洋社長、二木会山口洋二事務局長など三井家・三越伊勢丹の関係者の皆さん、地元住民代表、市議会正副議長、松阪商工会議所代表、松阪市観光協会代表などです。

 竹上真人市長は挨拶の中でさまざまな協力でこの日を迎えたことや、ライオン像が設置されている土台はもともと三井家の塀の石を使っていることなどを述べました。また来賓とし参列していただいた三井家の三井高尚氏は祝辞の中で、「豪商のまちプロジェクトの第1号としてこの公園ができました。(三井)高利は今から360年から370年前にこの地に自宅を構えていましたが、今日のこの催しを見れば、天国から「びっくりぽん」と驚いていることと思う。松阪市のこのプロジェクトの推進に同族会も支援していきたい」と述べました。
そのあと豪商ポケットパークの開園を祝ってテープカットがありました。

豪商ポケットパークの概要は次の通りです。
 ○名称 豪商ポケットパーク
 ○場所 松阪市本町
 ○敷地面積 約298㎡
   建築面積 約77㎡
 ○用地購入費 2,590万円
   工事費 4,540万円
 
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2016年我が家の梅の開花宣言

2016-01-23 08:24:20 | 日記
2016年1月23日
いつもは梅の開花が待ち遠しくて、わが家の梅の蕾を毎日眺めていましたが、今年は忙しくて気にとめる余裕がありませんでした。
今朝ふと気がつくと、わが家の白梅や紅梅が少し開花していました。
昨年の開花は2月になってからでしたが、今年は暖冬の影響で開花が早かったのかと思います。
極寒の中であまり目立たず花を咲かせる梅は、けな気な気がします。
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