川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

はにわ館企画展「松阪からこんなのでました」始まる

2013-02-02 13:35:49 | 日記
 松阪市外五曲町の松阪市文化財センター「はにわ館」で平成24年度企画展「松阪からこんなのでました ’09~‘12」展が始まっています。この企画展は2009年から2012年にかけて発掘調査された遺跡から出土した土器、土師器などが展示されています。

 この企画展は、松阪市の伊勢湾沿岸に近い中世古遺跡(田原町)、中林・中道遺跡(中道町)、西肥留遺跡(肥留町西肥留町)、佐久米古墳群(佐久米町)、久米南遺跡(久米町)、松坂城跡・松坂城下町遺跡(殿町)の7つの遺跡と、少し内陸に入った嬉野島田町の蛇亀橋遺跡からの出土品が展示されており、時代は縄文時代から弥生、古墳、平安、鎌倉、室町、そして江戸~昭和の時代と広く、土器、土師器、鍋、土瓶、埴輪、鳩笛など400点余が展示してあります。

 圃場整備のとき見つかった平安時代前期の朝見遺跡では、墨書土器が多く見つかっており、読める文字もあるが、今ではない文字も書かれており、大変興味が深い。また緑釉・緑彩陶器は斎宮なみの高級品であると言うことです。
今回の展示では実際に触ってもよい土器片も展示されていますが、その中の中世の土器は厚さが1~2㎜くらいと大変薄く、時代によって土の質や土器の厚さが変わってくるのも興味深い。

 今年の3月20日は、はにわ館開館20周年にあたり、「荒木まどかミニコンサート」や子ども達の勾玉つくりなどのイベントが予定されています。
この企画展は3月24日まで開催されます。

     松阪市文化財センター/はにわ館
       住所 三重県松阪市外五曲町1番地
       電話 0598-26-7330
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