たまてばこ新聞

アニメ&特撮オタ歴50年、まだ×2現役やってます!FF7リメイク絶賛プレイ中♪

「夜は短し歩けよ乙女」観てきました。

2017年04月08日 21時04分29秒 | 劇場版アニメ鑑賞記録
 森見先生の最新アニメ作品、ということで早速観に行ってきました!



 有名なアーティストさんが主役を演じられていることもあり、地方シネコンでも大きいほうのスクリーンだったはずですが、客席の埋まり具合は今一つ。確かに、家族で観るような、中高生受けするような作品ではない、いわゆるマニアックな部類ですし田舎では入りが良くないのも仕方ないですね(公開1週で回数減りそう)。

 ストーリーは有って無いような感じなのですが、四畳半の時と同じ摩訶不思議な世界を描くことが主、あのめくるめく展開に身を任せて観ていれば自然と心地良い気持ちになれると思います。

 森見ワールド大好き人間には、四畳半のキャラでもある、樋口師匠や羽貫さん、小津に激似な古本市の神様や本物のニセ城ヶ崎(爆)にニヤッとしたり、ニセ電気ブランや赤玉ワインに有頂天家族を思い出したり、色々な楽しみ方が出来ました。

 乙女さんの男前っぷりにはただ脱帽。お酒が強くてうらやましい(ビールコップ一杯で真っ赤になる自分)。先輩の内向きなインテリっぷりも好き(出来れば声優さんに演じていただきたかった)。パンツ総番長の一途な気持ちはこのアニメの大事なエンジンでした。パンツを履き替えないというゲンの担ぎ方がいかにも昭和(実際いたら困るけど)。

 中盤での文化祭ゲリラミュージカルは圧巻。キャラを演じながら歌って踊るキャストさん達の実力にただただ脱帽でした。ニセ城ヶ崎の諏訪部君がもう俺得過ぎて泣きそうです(有頂天家族2も期待大!)。浩史君の女装した委員長で歌うシーンもちょっと聴いただけでは男性だとわからないぐらいステキでしたね♪

 自分の学生時代はまだ古き良きというか、モラトリアム真っ最中な大学生活だったかと。お金にならないことに一生懸命にくそまじめに時間を使っていました。そしてとにかくお酒飲みました。やっぱり安いお酒を。飲みながら友達と何時間も語り合っていた、そんな懐かしい記憶を思い出させる素晴らしい作品に感謝です!
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