たまてばこ新聞

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アマプラ配信鑑賞「夜のクラゲは泳げない」。

2024年07月09日 11時38分30秒 | TVアニメ鑑賞記録
 生きづらさを抱える女の子4人が出会い、動画配信を始める、という今どきのツールを最大限生かした青春グラフィティ。当初は視聴を迷っていましたが、YouTubeの春アニメ紹介動画をきっかけに1話から視聴開始しました。

 まひるのデザインしたクラゲの壁画が幻想的で最初に惹かれたところです。多くの人が忘れてしまったその絵に導かれて、花音とまひるが出会い、めい、キウイが集います。どの子も過去に自分を否定された思い出があり臆病になっていたのが、JELEEの動画配信を通じて徐々に前向きな生き方を始めていく、その過程がとても丁寧でした。

 JELEEの二次創作絵のうまさとSNS上の評価に揺れ動くまひるの心情はリアル。ダイレクトに即反応があるオンラインの世界ゆえの痛みは、創作活動だけでなく日常を伝えるだけの内容でも誰しもが今なら経験のあることなのでは?

 キャラクター的には、まとめ役的立ち位置だったキウイの頼もしさがとても好きでした。彼女自身、自分の価値観と世の中の違いに挫折して長く引きこもり生活を続けていました。JELEEが自分の中で大切な存在になってからは、不安定なまひるや花音のサポート役にまわり支えていたところがすごく泣けます。めいは、やっぱり10話の歌唱シーンが印象的。推しが単なる推しだけでなく本当の仲間になった瞬間でした。

 最終回のライブシーンは渋谷を舞うクラゲが幻想的だったし、JELEEちゃんの映像にVなキャラクターのライブってこうやるんだという豆知識を得ましたし(動画配信者については知らないことの方が多い/汗)、最後のクレジットロールにもドラマが仕込んであったところにひたすら感心しました。

 まひると花音の百合的なあれやこれやは、結局はっきり結末が出ずそこは少々気になりますが、予想を超えて毎週が楽しみな作品でした。オリジナル作品はやはりシナリオが命ですよね。

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