フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

落ちる?

2017-03-11 23:57:32 | Weblog
先日の名古屋大学の入試の合格発表のシーンでは毎年お馴染みの光景が見られました。合格して友達に祝福して貰っている笑顔を見ると「落ちないでよかった」と家族の皆さんも胸を撫で下ろしていることでしょう。
この時期はこうしたこともあって、「落ちる」という言葉は受験生家族にとって禁句になります。一方、時期に限らず「落ちる」が禁句なのは、政治家の先生方です。選挙で落ちてしまえば「タダの人」になってしまいますからね。
お隣の韓国では、大統領が罷免されてしまいました。すぐさま公廷を立ち退けとなるわけですから、はっきりしています。それどころか逮捕されて起訴される可能性すらあるわけで、タダの人どころか、犯罪者になってしまいます。権力という魔物にとりつかれた行く末なんでしょうか。選挙で当選した際に、タダの人には戻らないと思いこんでしまった結果、謙虚さを失ってしまったのでしょう。しかし、今ごろ気づいても遅いですがね。

演歌歌謡曲年齢

2017-03-10 23:55:33 | Weblog
今日は、ひまわりネットワークの「歌が一番」の公開収録でした。いつもは本社のある豊田地域のカラオケ店での収録ですが、今日はケーブルテレビ可児のエリア内のカラオケ店での収録でした。満員のお客さまで盛り上がりましたが、演歌、歌謡曲の番組ともなると、やはり若い人はほとんどいません。演歌、歌謡曲のコンサートと同じ年齢層ですね。
昔々のその昔、私達が歌謡曲(当時は流行歌と言っていました)を良く聴き、口ずさんでいたのは若い頃でした。なのにいまは高年齢化して、若い人は演歌、歌謡曲は見向きもしないですね。何故なんでしょうか。
それは、おそらく、他にジャンルがなかったからでしょう。まあ、精々、浪曲のジャンルぐらいでしょうか。そこに、ロカビリーから、グループサウンズ、フォークソング、ポップスなどとジャンルが幅広くなり、ついには若者達が聞き耳をたてる事が多いFMはポップス中心の音楽で番組が作られました。視るもの聴くものの嗜好の分散が始まりました。
さらに時代が進んだら演歌、歌謡曲はどうなるのでしょうか。

卒業式

2017-03-09 23:20:36 | Weblog
もう少しすると、町中で袴姿の女子学生を多く見かけるでしょう。この袴姿はいつ頃から登場するようになったのでしょうか。
「女袴」は奈良時代の裳(も)『腰から下にまとった女性用の衣服』に遡ります。明治になって女子学生が誕生すると袴が制服として用いられました。昭和の初期まで続きました。そのノスタルジー として卒業式の袴につながっているようです。またその他に当時の活動的な女性の憧れの姿として受け継がれているのかもしれません。
さて、我々の時代には考えもしなかった男子生徒の制服の第二ボタンをめぐるドラマはいつから生まれたのでしょうか。中学、高校と男子校だったのでその光景が目に入らなかっただけでしょうかね。いや、やはりまだそんな習慣はありませんでしたね。
卒業式は別れの寂しさばかりがクローズアップされますが、新しい出逢いのスタートてもあるという嬉しさを味わうことも大切です。

衣替え

2017-03-08 23:40:46 | Weblog
明治以降6月1日と10月1日が衣替えの日となりましたが、その衣替えのことではありません。名鉄百貨店セブン館前のナナちゃん人形の衣替えの事です。12日に行われる名古屋ウィメンズマラソンにちなんでランナー姿に着替えました。着るものだけでなく、帽子からサングラスそれにランニングシューズまで新しくなりました。
ナナちゃんはイベントを盛り上げる為の衣装替えですが、日本人は昔から季節の変わり目などを上手に捉えて、それまでの不運などが切り替わるように気持ちを切り替えてきました。言ってみれば「心の衣替え」が必要だということです。心の衣替えが出来れば前むきに一歩踏み出すことができやすいですね。
そう言えば安倍総理の奥さんが、安倍総理は国会での論の後に家に帰ってから片付けをして心をリセットしているみたいだと、ある催しで語っていましたが、確かに衣類や調度品などを入れ替えたり、部屋の片付けは心の安寧に効果があるでしょうね。

新しい年の準備

2017-03-07 22:21:36 | Weblog
大学三年生の就活が始まりました。この時期は各ジャンルで明日に向かって準備が始まります。新入学児童をかかえた家庭では、教室でのあれこれを子供さんに話し聞かせていることでしょう。
さて、あれこれの中に通学する際の道筋を子供と一緒に歩いて確認してある親御さんもいるでしょう。もう少し上級生になると、大学への進学の為に自宅を離れる人もあります。となるともっと大がかりです。住まいを見付けることに始まりそれから引越しです。引越しとなると社会人の転勤も当てはまります。
新しい環境に移る際のアドバイスです。特に一人住まいの場合の注意です。それは「朝食は必ずとろう」ということです。朝食をとらないと脳の活性化が出来ません。朝食は1日の活動の源なのです。また、一人住まいはどうしても生活が夜型になり勝ちです。もしも朝食がとれなければ、果実だけでも頬張って下さいよ。脳の活性化に果実の糖分が役立ちます。

写真撮影

2017-03-06 23:04:36 | Weblog
ちょっと苦手な行事が明日に控えています。写真撮影です。古いギャグに「最近は撮影に追われて忙しいのです」というのがあります。「実は、明日は免許証の写真、明後日は胃カメラ、来週はパスポートの写真撮影です」と言って笑わせるギャグですね。私の明日はラジオ番組の宣伝用写真です。何が苦手かというと、カメラの人からもう少し笑って下さいと言われても、中々自然な感じで笑えないのですね。ましてやちょっとポーズをつけましょうか?と要望されると固まってしまうのです(笑)。
ところで貴方の免許証はじめ、写真うつりはいががですか?大抵の人は免許証の写真は嫌だと答えています。そうです。その答えが多いのは女性ですね。女性の多くは免許証に限らず「自分は写真うつりが悪い」と思いこんでいるようです。見せて貰った写真と本人と比べて見ても、うつりが違っているようには全くみえないのにです。
貴方の写真うつりは?

神の言葉

2017-03-05 23:55:51 | Weblog
韓国出身の歌手のKさんがドラマ「科捜研の女」の主題歌「シャイン」を歌っています。作詞作曲もKさん自身で、詞を書いてからメロディーをつけたそうです。そうそうこのKさんはタレントの関根麻里さんと結婚していますね。それだけにどんどん日本語が達者になり、この曲も日本語の作詞です。彼が言うには、言葉がメロディーを呼んでくれたそうで、詞の後にメロディーが浮かんだそうです。
私も仕事がら作曲の先生と話をする機会は多いし、また最近は歌手自身が作曲することが多いので作曲の話を聞くと、やはり詞を眺めたり読んでいると自然にメロディーが降りてくるそうです。そう、神さまのように上の方から降りてくるのですって。ただただ私などは感心するばかりです。作曲家のタイプによってピアノやギターで音を出しながら降りてきたメロディーを譜面にするのでしょうが、凡人の私にはサッパリ出来そうにない世界です。
毎日、声を出して新聞読みをしているのですが、メロディーなんて全く浮かんで来ないのは、やはり才能の問題なんですねぇ。

引っ越し

2017-03-04 23:36:09 | Weblog
春三月になると、新しい環境に移動することが多くなります。大学進学、就職が決まる、会社では転勤などもあります。まさに引っ越しの季節です。日本の歴史の中で一番の引っ越し王は江戸時代の浮世絵師「富嶽三十六景」を代表作とする葛飾北斎と言われています。北斎の転居回数93回、驚くことにその間に発表された作品は推定ですが、約三万枚以上と言われています。引っ越しそのものが創作意欲を掻き立てるのでしょうか。
貴方は、もし引っ越しすることになったら友達に手伝って貰いますか?それとも業者に頼みますか?やはり業者でしょうね。手際が良いですし、荷物を落として食器を割ってしまう事故はありませんからね。少々お金がかかっても安全です。さて無事に引っ越し先に到着したあとです。向こう三軒、両隣に引っ越し挨拶を最近はしているのでしょうか。マンションなどの集合住宅には向こうはないかもしれませんがね。あまり挨拶をするという話は聞きませんね。
「隣は何をする人ぞ」ですかね。

期待ギャップ

2017-03-03 23:49:21 | Weblog
まもなくWBCが始まります。かつて世界一になったことがある侍日本のチームには過大な期待がかかるところです。しかし壮行試合を見る限り、ちょっと心配な部分もありそうです。
期待が大きい時にその期待にそえない結果を期待ギャップと言いますね。スキージャンプの沙羅選手の先のオリンピックの場合もそうでした。来年の韓国平昌冬期五輪には是非このギャップを埋めて欲しいものです。
この期待ギャップは過去数多くありました。柔道でヤワラちゃんのアトランタオリンピック、井上康生選手、つい最近ではリオオリンピックでレスリングの吉田沙保里選手も期待ギャップがありました。この期待ギャップはスポーツの世界ばかりではありません。ビジネスの世界の交渉の際にも頭にいれておかねばならないことです。営業マンの場合、顧客とのコミュニケーションをとる場合には正直に徹することが期待ギャップを起こさせない秘訣です。身近な人とのコミュニケーションにも関わることですよ。

スキャット

2017-03-02 23:50:58 | Weblog
先日、久しぶりに由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」を生歌で聞きました。懐かしかったですねぇ。私が放送局に入社したすぐ後の泊まり勤務の際に、深夜放送でよく流されていたからです。あの曲でスキャットとは何だと知ったわけです。
ところで、先日の新聞のコラム欄でフランス映画「男と女」のスキャット♪~シャバダバダ~にちなんでフランスの選挙では、男性と女性を交互に記載する各党の候補者名簿をシャバダバダリストと呼ぶそうです(笑)。
スキャットではありませんが、歌手が歌詞を忘れた時にこのスキャット風の言葉でピンチを乗りきることがありそうです。歌手も人の子ですから忘れることもあるわけですからね。しかし、器用な歌手は忘れたと思った途端に作詞が出来てしまうそうです。いや、これは昔のことかもしれません。何故ならば、最近はテレビなどは画面の下側にテロップで歌詞をだすから、間違いがわかってしまいます。やはりしっかりとおぼえなければね。