フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

縁起かつぎ

2017-03-28 23:10:34 | Weblog
いよいよ31日からプロ野球が始まりますね。プロ野球選手は開幕日には赤飯に尾頭付きを食べて球場に向かうのでしょうか。外国人も縁起をかつぐようですが、日本人ぐらい生活習慣の中にまで縁起をかつぐ民族は少ないようです。
さて赤飯ですが、現在はもち米に小豆とその煮汁をまぜて赤い色を出しますが、その昔は赤米と呼ばれる赤い米を作ったので色が赤かったそうです。まあ、この赤米は我が国の稲作をはじめたころに栽培した米ですから、先祖をまつる時によく使いました。それが赤飯にかわっていき、特別な日に赤飯を炊いて祝いました。また、尾頭付きは「めで鯛」という語呂合わせや鮮やかな赤い色の祝福の色でお祝い料理のチャンピオンになりました。そして切ったり壊れたりしたものは縁起が悪く、頭から尾まで完全で欠けていない、すべてそろっている尾頭付きが最高だとなりその習慣となったのです。
しかし、どのチームの選手も赤飯と尾頭付きを食べるとしたら、あとはサイズで決めるのでしょうか(笑)。