フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

夜は考えない

2016-03-21 23:29:12 | Weblog
次の日がお休みだと夜更かしが定番ですね。今朝あたり寝坊した人も多いでしょうか。
何も悩みのない人はともかく、ちょっと悩みなどがある場合、長い夜に考え事をしないほうが良いようです。というのも時間がいくらでもあるので考えが堂々巡りになりがちです。さっさと寝たほうがましのようです。逆に朝は冷静です。冷静だと客観的に思考できます。更に、出社前ですから、スピーディに考えられます。ただ朝、考える際は雑念に惑わされないようにカフェなど利用するほうが良いでしょう。
夜と朝のわずかな時間の変化で気分の変化も引き起こします。夜に手紙を書き、投函前にもう一度読み返すと気恥ずかしい思いをしたことが度々ありますよね。その例からも朝という状況はネガティブな感情を吹き飛ばして、プラスの面を探すのに適しています。そのメリットが大きい朝を充分に利用する為には、エネルギーの補給も欠かせません。それが朝食です。朝食はきちんと食べましょう。

ボキャ貧?いや、

2016-03-20 23:37:45 | Weblog
かつてコミュニケーション一発勝負という言葉が聞かれた時代がありました。効率性や即効性を求めてちょっとした会話でも瞬間に意味を求めたのです。長くなるとその先を聞いて貰えなくなるのです。ところが最近はコミュニケーション一発勝負より更に深刻になっています。スマホとの会話(?)に夢中になり本来の言葉を交わすコミュニケーションが極端に減っているように思えます。話すことの意欲が減退しているのでしょう。そうした状態では、言葉を交わすことで発散されるストレスが話す場を失うことで蓄積されてしまいます。更にその傾向が続くと話す意欲そのものが無くなってしまいます。そうなると新しい職場では人間関係が複雑になってくるのです。
スマホが便利であることは誰でも承知していますが、やはり、スマホに向き合う時間はほどほどにするべきではないでしょうか。スマホを見るより世間を見ろ!と私は声を大にして言いたいですね。

マナー

2016-03-19 23:25:22 | Weblog
新社会人になると大きな会社では、プロトコール(礼儀作法)の研修会が行われるところがあります。もちろんテーブルマナーも含まれます。本題に入る前に一言。子供達には大きなホテルでの洋食や、屋台での食事、つまり色んな場所での食事を経験させることが大切です。それがのちのちおどおどしないことにつながります。
さて本題のテーブルマナーですが、中でもレモンの使い方が難しいですね。気を付けたいのはレモンの汁を最初に肉や魚全体に掛けることです。これはやめたほうが良いですね。何故なら、最後の一口を食べる頃には肉や魚に染み込みすぎて本来の味が損なわれてしまうからです。理想的な食べ方はまず、そのままの料理の味を楽しみ、レモンをと思った場合には面倒でも食べる箇所にだけ、汁をかけるという手順を繰り返すのが良いですね。レモンを搾る方法は、レモンの切り口にフォークを刺し、片方の手でレモンを覆うようにして搾るのがマナーです。

五体を動かす

2016-03-18 23:25:21 | Weblog
先日のウィメンズマラソンやシティマラソンの参加者はもの凄い人数でした。もちろんスポーツとしての魅力もさることながら、健康に対する思いの強さから人数の多さに繋がっているような気がします。
さてマラソンよりもウォーキングも更に大勢の人が楽しんでいます。健康に良いと言う部分もありましょう。しかしウォーキングだけで充分かと考える人は余りいないようです。手や首も動かすことが大切でラジオ体操は理にかなっています。首の上の口もお喋りをして動かすのがいいです。大声で話したり歌うのも良いですね。ムダ話はムダではないのです。頭の体操も頭の運動になります。何故だろうと色々と考えるのも頭の運動不足の解消にもなります。ですから掃除や片付けなどの日常の仕事は身体に有益です。
大昔、人間は手を使って歩いていたのですが、直立歩行なって手の運動不足になっていきました。だからどんどん手を動かすことです。心身の健康法だと信じて五体の運動を欠かさないように。

温泉

2016-03-17 19:38:33 | Weblog
しばらく温泉から遠のいています。大都市の雑踏から離れてゆっくりあれこれ振り返るのに日本の温泉は最適ですね。ホテルに泊まって西洋料理もいいけれど、やはり、温泉宿で体を休めたあと和室で足を伸ばしたいと思うのが本音のところです。
日本は全国どこに行っても温泉に恵まれています。最も多いのが大分県、次いで鹿児島県、静岡県と続いています。さて温泉はのんびり静養出来るだけでなく、温泉が病気や怪我の治癒にも効果があるのは、よく知られています。昨今は国の財政の中でも医療費の問題が浮かびあがっています。それだけに温泉の効果が更にわかれば医療費の節約にもなることでしょう。政権が全力をあげて取り組んでも良いと思います。
旅に出て温泉でのいわゆる「裸の付き合い」は日本人の長い歴史の中で育んできた「気持ちの良い」習慣、そして風習でもあります。遠ざかるにはもったいない良き風習ですね。

習慣の違い

2016-03-16 22:51:22 | Weblog
今年も外国からの観光客が沢山来日しています。伊勢志摩サミットがありますから、まだまだ大勢の外国人が日本を訪れることでしょう。
こうした観光客には「お・も・て・な・し・」の精神に徹すればいいのですが、経済界での付き合いには気を付けることがあります。それは習慣の違いです。日本では「イエス」「ノー」をはっきり言わないことが美徳の一つになっていますが、外国人と会話をするときははっきり伝えることが大事です。例えば「コーヒーと紅茶はどちらがいいですか」と聞かれた場合「どちらでも結構です」などとあいまいな返事をしないことです。女性の場合でも、日本人は口元に手をやって笑うのはつつましいとされていますが、欧米では決して好感を持って見られません。また、特別親しくない限り他人の肩に手をかけたり体に触れる習慣はないそうです。触れた時にはおわびをするようです。
このように習慣や風俗が違っても、相手に心を開いて接することが大切なマナーであることを忘れてはいけませんね。

花粉症

2016-03-15 23:32:40 | Weblog
昨日の雨模様から一転して晴れとなると花粉が飛び交って花粉症の症状持ち主は苦しんでいました。幸い私は花粉症とは縁がないので春の日射しを楽しむだけでしたが。
ものの本によると、スギ花粉症の患者が日本で最初に見つかったのは1963年のことだそうです。その後、患者数は急激に増加しています。花粉症などのアレルギー疾患が何故ここまで多くなったかについては、様々な説があります。とにかく花粉症の症状を起こすのは間違いなく花粉です。これほど原因がはっきりしている病気は少ないですね。花粉症の対策は症状が出る前に、あるいは、花粉が飛ぶ前に予防策をとることが大切です。花粉が本格的に飛び出す前からアレルギーを抑える薬を飲んだり、マスクやめがねで花粉を避けるのが効果的です。今は本格的かそうでないかは私にはわかりませんが(笑)。
花粉症は今までかかっていない人も急に今年から花粉症にかかる人もいるようですから、手洗い、ウガイを心がけて、神のさばきをひたすら待つだけですね。

自己紹介

2016-03-14 23:17:58 | Weblog
今日は、東海ラジオで朝のワイド番組のピンチヒッターを務めました。朝早い出勤は久しぶりです。打ち合わせを終えていよいよ番組スタート。先ずは自己紹介から。とは言っても東海ラジオでは、「今日は私が担当です」と言うぐらいですがね。
さて、普通の場合の自己紹介は、読んで字のとおり自分というものを知ってもらう為に、オノレを語ることです。自分を知って貰って相手と好ましい人間関係を結ぶ糸口を作ることです。相手に印象付ける方法があります。それはかりに自分に欠点があるならば、その欠点を相手に好ましい形で印象付けるのが一つの方法です。人間は不思議な動物です。自分で見つけた相手の欠点には非常に厳しく、冷たいものですが、自分でさらけ出した欠点には、結構気を許してくれるものです。番組のパーソナリティもすべて満点の人格者よりも、どこか間が抜けた部分があるほうがリスナーに受け入れられやすいのです。ですから、完璧で無くてよく、自分の欠点をさらけ出したほうが、良さそうです。
まあ、私の場合は無理にさらけ出す必要はなく、欠点そのものですがね。

あくび

2016-03-13 23:21:57 | Weblog
同じことでも気になる日と気にならない日があります。同じこととは「あくび」です。普段、つまり平日のあくびと今日のような休日のあくびです。休日にあくびを見ても、自分自身が休日モードに入っているせいか全く気になりません。しかしこれから働くぞと思っている時にあくび姿に出会うと気が削がれます。厄介なことに、あくびは伝染するんです。
ギリシャの哲学者アリストテレスはあくびの伝染について、面白いことを言っています。人は他人のあくびにもうつるし、他人の病気に接触した人が病気にかかる場合がある。しかし健康については、他人の健康に接触したからといって自分まで健康になる者が一人もいないのは何故だろう。こう、アリストテレスは語っています。哲学者は中々ユニークな事を考えるものです。それにしても、もし健康な人に触れると健康になることが確かであれば、まさに医者いらずです。そんな世の中でありたいと思うのですが、それでも人と触れあうには、それなりの覚悟がいるのです。

スポーツの春

2016-03-12 23:37:41 | Weblog
明日は名古屋ウイメンズマラソンです。それに大相撲春場所が明日初日、サッカーのJ1がたけなわ、20日からは選抜高校野球が始まります。そして25日からいよいよプロ野球のペナントレースがスタート。まさに、スポーツの春ですね。
スポーツの秋という言葉はあってもスポーツの春とは余り使いませんでしたが、むしろ、スポーツの春が相応しいかもしれません。秋と春の違いは、自分がプレーをするか、観戦するかの違いでしょう。とは言っても名古屋ウイメンズマラソンには2万人を超す女性が参加するそうですから、この解釈も当てになりません。
ところで今あげたスポーツの中で、特に注目するのは大相撲でしょう。初場所で日本人力士が10年ぶりに優勝した後の場所ですから、琴奨菊の土俵をワクワクした気持ちで見つめることになります。こんな気分は久しぶりですよ。期待に応えて是非、再び優勝して日本人横綱に到達してほしいと思います。その頃には全国の桜が満開になっているでしょう(笑)。