フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

忘れ傘

2014-06-04 22:41:54 | Weblog
忘れ傘というタイトルですが、何か演歌のタイトルのようですね。東海地方が今日梅雨入りしたというので思い出した言葉です。日本は雨が多い国で傘の消費も世界一だそうですから、忘れる傘、つまり忘れ傘がどうしても多くなるんです。特に最近はコンビニなどでビニール傘が安価で手にはいる時代になり、傘が大切な物だと思う気持ちが薄れて忘れ傘が増えていきます。ですから逆に忘れぬ秘訣は傘に愛着を持つこと、ちょっと高価な傘を使用すると忘れなくなるという理屈です。
さて雨が続くと嫌がられるわけですが、それはお休みの日の過ごし方がアウトドア的になっているからでしょう。しかし、せめて梅雨時のお休みにはじっくり過ごすのもいいですよ。本を読む、たまっているビデオをみる、もちろん好きな音楽を楽しむ、一方では手間のかかる料理やケーキづくりも結構ですね。昔は休むという考え方はよしとしない時代がありましたが、今は雨の文化論さえあります。雨で仕事が出来なくて、しからばそれを利用して勉強したものが文化を形成していくのです。典型的なプラス思考です。