フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

理化学研究所

2014-06-19 19:00:01 | Weblog
今、ニュースバリューがあるのは、サッカーか集団的自衛権か、そして小保方さん。実は今日、6月19日は小保方さんの所属する理化学研究所の誕生日です。かなりの歴史があります。1915年ですから来年が100年です。この創設を提唱したのは、タカジアスターゼを発明した高峰譲吉博士、賛同したのが財界の重鎮、渋沢栄一、決定を下したのが時の首相の大隈重信です。歴史を飾る人達によって生まれたわけです。
当時は、政界、財界を取り込んで文化的ムーブメントでした。それが100年後には、世界に向けて汚点を作ってしまいました。これから理化学研究所がどう立ち直ってゆくかは、当時の注目度以上の視線が世界から注がれているだけに大変な努力が必要となって来ます。マスコミを含めて犯人探しをするのではなく、前向きな取り組みを促していかなければ、単に責任のなすりあいになってしまいます。そんな姿だけは、世界にさらけ出したくないですね。理化学研究所の研究員すべてにサッカーと同じような声援を送りたいですね。