フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

時代劇

2014-06-29 22:48:16 | Weblog
7月1日に東京の巣鴨で時代劇祭りが行われます。鬼平犯科帳などのロケがこの巣鴨でよく行われたのが縁となったそうです。当日は時代劇チャンネルの中継があるようですから、時代劇ファンの私としては行ってみたい気もしますが、遠いですね。
昭和の30年代は時代劇全盛で、スターが続々輩出しました。すでに大御所的存在の市川右太衛門、片岡千恵蔵、長谷川一夫の中に、市川雷蔵、勝新太郎、中村錦之助、大川橋蔵などの若手が交じって、まさにスターの百花繚乱でした。もちろん女優陣も華やかなものでした。正月休みや黄金週間(今のゴールデンウィーク)には、オールスター映画が製作されて、東映や大映などの専属俳優が総出演したものです。オールスター作品は「忠臣蔵」「清水の次郎長」が多かったですね。何度見ても楽しかったですよ。今、時代劇の重鎮になっている里見浩太郎も当時は、若手も若手でした。
さてその当時に比べて、時代劇スターが少なくなりました。杉良太郎、松平健、中村吉衛門も歳を重ねましたしね。時代劇で圧倒的存在感を示す俳優が沢山出て欲しいですね。日本文化の柱の一つですからね。(文中敬称略)