フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

好き嫌い

2011-08-30 23:55:23 | Weblog
昔、にんじん、今、ピーマン、これは子供の嫌いな野菜の代表です。二つの野菜とも甘さが足らない部分で嫌いになったのでしょう。ピーマンの独特の青臭さが苦手なのです。そこで京都の会社が苦みや青臭さを抑えた「こどもピーマン」を開発しました。この新しいピーマンはほんのりと甘い上にビタミンCやカロテンなど栄養価も高くなっています。こども達の評判も良いようです。
子供時代に苦手だった食べ物も大人になると好物になることが多くあります。それは繰り返し食べることで慣れていくこともあります。温度、香り、臭いなども好き嫌いに大きく影響していきます。しかし、栄養面からすれば、嫌いなものを全部排除するわけにはいきません。
話が飛躍しますが、今日誕生した日本の新総理も好き嫌いで排除するわけにはいきません。また慣れることで好きになっていくということでもありません。こどもピーマンのように、新しい日本の栄養価を考えた、日本丸の船長になっていくことが、この先の評価に繋がっていくのではないでしょうか。
大人になってやっぱり日本はいい国だと思えるように。