フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

大声

2011-08-07 17:20:18 | Weblog
夏まつりです。やはり東北の夏まつりが注目されますが、青森では今日まで「青森ねぶた祭」が行われています。青森ねぶたといえば、ハネト(踊り手)の威勢のいい「ラッセーラ」の掛け声が有名です。一方で甲子園ではお馴染みの夏の高校野球が始まりました。アルプススタンドの応援のボルテージが上がっていきます。西も東も大声が響き渡ります。
私たちの周りから大声が消えて久しい気がしませんか?友達を呼んだり、母親に返事をしたり、また、遊びの場では大声が当たり前でしたが、最近はおとなしくなったのか、全体に声が小さくなった気がします。大声を出すことには、数々のメリットがあります。特に全員が同じ言葉を発すると、たとえば「ラッセーラー」などと声をそろえると、仲間意識が一段と強くなり、一体感が高まって来ます。何より嫌なことを忘れます。元気や勇気の源として大声があります。
阿波踊りに「踊るアホウに見るアホウ」とありますが、大声をだしたり、一緒にアホウになることで、仲間になりましょうという一体感を味わうことを促しています。朝の朝礼で大声で同じ文章を読んでいるところがあります。仲間の大切さを感じて一日のスタートです。照れないでやってみましょう。