フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

デジタルとアナログ

2017-06-30 23:57:53 | Weblog
電車に乗ったときの乗客のスマートフォンなどの携帯割合を見ていると、世はまさにデジタル時代だと実感します。生放送をしていると、かつての葉書アクセスからメールアクセスにスッカリと様変わりしたことがわかります。
確かにデジタル技術は現代社会で活用を避けることは出来ません。ただしデジタル技術は途中経過や待つことを否定している技術です。しかしこの地球、いや人々の生活は決してデジタル技術ですべてまかなえるものではありません。つまり人と相対する付き合いは絶対に心が介在します。そう、人間の感性が交流するわけですから、その感性に合うアナログの魂を大切にしなければなりません。付き合いは割りきれない部分が多いのです。デジタルで対応すれば、そこでプツンと繋がりが切れてしまうのです。微妙な感情をお互いが理解することによって、付き合いが深まっていきます。
デジタルはあくまでも道具、そして心のふれ合いはアナログです。