フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

嬉しい言葉

2017-06-28 23:43:28 | Weblog
野球放送のテレビ中継を見ていて、打たれた投手やチャンスで打てなかったバッターに、チームメイトや首脳陣はどんな声を掛けるのかと思って、ベンチの中をしっかり見ています(大抵はCMでゆっくり観察出来ませんが・笑)。まあ推測ですが、ほとんど声を掛けることはないでしょうね。失敗することのほうが多いのが野球ですからね。
ところが最近の子供たちは相手を誉める言葉も余り使っていないようです。誉めるだけでなく、励ましたり、もり立てたり、嬉しい気持ちにさせる言葉の使用頻度も少ないようです。学校の先生にうかがうと、むしろ相手の元気を奪う言葉のほうが目だっているそうです。そういえば大人の世界でも、人を嬉しくさせる言葉は余り身に付いていないような気がしますね。知っていても使っていない「宝の持ち腐れ」状態になっているようです。もっと嬉しい言葉を掛け合う環境にしなければなりません。
サヨナラホームランを打った選手を迎える弾けた喜びを表せる世界だから、失敗しても責める気にはならないのでしょう。