フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

常識

2014-01-27 23:36:10 | Weblog
不特定多数が被害者になりかねない食品に異物混入事件が解決(?)しました。それにしても死亡という極端な状況にはならなかったものの非常に多くの人達が被害にあいました。それも会社側の公表遅れが被害を拡大させたといってもいいでしょう。関係各社のトップが辞任に追い込まれたのも当然です。こうした企業関係の事件が発生するといつも思うのですが、会社と社会の常識が本当に解離していることです。JR北海道の検査データ改ざん事件にしても同じです。そこで会社を社会の常識に近づける為にはどうしたら良いでしょうか。
まず、会社の構成を社会に近づけることでしょう。JR北海道も経営陣に外部からの人材を求める動きがあるようですが、やはり組織には新しい血を入れる努力が必要です。また社会の常識に比例して女性管理職の登用も考えなくてはなりません。そしてなにより大切なのは、情報を出来るだけ社内、社外にオープンにすることでしょう。社内の常識だけで処理しようとしても限界があります。リカバリー精神の第一は情報公開です。