フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

会食

2014-01-11 23:12:29 | Weblog
新年会と称して夜に会食をする機会が多くなる時期です。気の合う同世代の友達同士ならば、どんなところでも、いや、どんな料理でもオーケーですが、先輩や上司、お取引先のお偉方ともなると好みや場所など気を使うことが多くなります。
かつて幹事の役が多かった頃、全くそんな気遣いをしなくていい大先輩がいました。好き嫌いが一切ないのです。理由をその人に尋ねたことがありました。母親のしつけだったそうです。子供の頃、食卓に嫌いな食べ物が出て、嫌だと言おうものなら、その後毎日嫌いなおかずが食卓に並びます。どうしても食べたくなければ、おかず無しでごはんを食べなくてはなりません。そのおかずを食べるまで他のおかずは一切出ないのです。とうとう食べざるを得なくなり、そうこうしているうちに口が馴染んだそうで、嫌いなものがなくなったそうです。お母さんの勇気あるしつけですね。子供は経験が少ないので見た目だけで判断していわゆる食わず嫌いが多いですよね。それにしても偉いのは、毎日同じおかずに付き合ったおとうさんが偉い!