フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2014-01-08 22:06:52 | Weblog
松ノ内も過ぎて生活ペースが普段に戻ったことでしょう。これから年賀状の返信をする場合は「寒中見舞い」の挨拶状に切り替えたほうが良いですね。
年賀状と言えば、今年は午年でしたのでいろんな馬の姿を見ることが出来ました。人間と馬はどこかウマが合うのでしょう。日本語の中に馬が使われている諺や言葉が数々ありますね。思い付くところでは「馬耳東風」「塞翁が馬」「馬脚を現す」「馬の耳に念仏」「尻馬に乗る」などはお馴染み言葉です。その他、語源が気になる言葉も多いです。「馬齢」「下馬評」「野次馬」これらは時間があればちょっと調べて見て下さい。
一つ「馬手(めて)」という言葉を紹介しましょう。右手、左手のことをめて、ゆんでと読むことがありますね。めての正式な字が「馬手」なんです。それは馬に乗るときに、普通は右手に手綱、左手に弓を持つところから右手のことを「馬手」左手のことを「弓手(ゆんで)」というようになったのです。我々の時代になって幼児に右手左手を教えるのに、大抵の場合は「箸を持つほうが右手、茶碗を持つほうが左手」と教えます。本当に平和って良いですね。