フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

自由

2014-01-06 23:17:27 | Weblog
この時期に注目されるのはアメリカ大統領の年頭教書の発表でしょう。このところアジア重視に力を入れているオバマ大統領がどんな教書を発表するか注目です。
そのオバマ大統領はチェンジと叫んで大統領の椅子を手に入れましたが、かつて自由を取り入れた年頭教書を発表した大統領がいました。第32代大統領のルーズベルトです。1941年の今日、4つの自由を主張しました。その4つとは言論および表現の自由、信仰の自由、欠乏からの自由、そして恐怖からの自由です。戦争中のことですから、この背景にはドイツと戦っていたイギリスを支援する意図があったようです。
それぞれの自由を見てみますと当たり前の自由として日本には言論や表現の自由、また信仰の自由も意識なく我々は手にしていました。昨年成立した特定秘密法案が当たり前を破ることのないよう祈りたいです。欠乏と恐怖からの自由にかんしては、特に恐怖を感じさせる事件がこのところ多いようで気になりますね。事件そのものの数は減っているのに、事件の内容が恐怖を覚えるものが多いのです。恐怖からの自由、真剣に考える必要がありますね。