フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

DNA

2011-07-03 23:29:07 | Weblog
ご承知の様にIMF事件(前専務理事の性的暴行事件)での真相は何かとニューヨークでは大きく揺れているようです。この事件を取り上げる新聞紙上にはDNAという言葉が踊ります。DNAはデオキシリボ核酸のことで、身体の細胞の中にある遺伝物質です。そして細胞には染色体があり、父親と母親から遺伝物質を受け次いでいるのです。この遺伝物質を使った鑑定方法がDNA鑑定で、血液を調べるよりはるかに多くの箇所から調べることが出来るのです。DNAはすべて独特ですから犯罪捜査に使われる指紋と同じように個人を特定出来るます。
一方このDNAを特徴という大まかな括りで表現することもあります。例えば東日本大震災直後に被災者たちが見せた「忍耐強さ」「冷静さ」「思いやり」など世界各国から寄せられた称賛は、日本人の、いや東北人のDNAといわれました。こうした、漠然としたDNA表現もよく使われるます。ただ企業では、自社DNAを他社との差異を表現する時によく使われるようです。
このDNAが研究者の中で注目されるようになって50年以上経つようですが、最近、特にわからないDNAは総理の粘り強さというDNAですね。