フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2011-02-25 22:23:44 | Weblog
今日は学問の神様の菅原道真の命日です。各地の天満宮では梅花祭が行われました。京都市上京区の北野天満宮でも梅花祭が行われました。ちょうど今頃は梅の見ごろを迎えています。
梅というのは満開よりも蕾や少しほころびかけたところに風情があります。その昔はこの風情を求めて、花見は桜よりも梅でした。見ごろも長く3月中旬まで楽しめます。万葉集では梅を詠んだ歌が118首あり桜よりも多く詠まれています。
ところで菅原道真と梅の関係は、飛梅という言葉に表されます。道真は梅の花が大好きで、太宰府に流される時に「東風吹かば思いおこせよ梅の花…」詠んだところ、その梅が太宰府まで飛んで来たという話です。
このように植物を可愛いがる気持ちは植物にも伝わります。毎日の水やりの際に話し掛けるのは、植物が嬉しいと思うだけでなく、話し掛ける本人にとってもとてもいい事だそうです。もちろんペットに対しても声かけを心がけるとストレス解消にも大きな効果があるようです。生あるものは、気持ちが伝わるものですね。
天満宮には今日も学問の神様を頼ってたくさんの受験生が訪れたでしょうが、声掛けの効果を忘れないようにね。