あの化現象

また新しい言葉に出会いました。「あの化現象」です。『ほらほらあのビル、何ていったっけ、あのレストランの先にあるビルよっ！』こんな会話が出るような状況を「あの化現象」といいます。となると、私もこの現象の中にどっぷりと浸かっています。今まで当たり前に出ていた名前が出て来ないことがたびたびあります。ただこれはぼけ、つまり認知症ではなく、老化現象で思い出す力が弱くなっているのだそうです。
ストレスが溜まらない生き方の一つに「いやなことは忘れる」がありますが、嫌でないことまで忘れてしまうのはやっかいな事です。それでも不思議なことに、帰る家は間違えませんし、三度の食事も忘れずにとっています（笑）。
名前が思いだせない時を分析してみると、圧倒的にその名前を口にしていない期間が長い事ですね。とても有名な名前でも、文字通り出て来ないのです。普段頻繁に使っている言葉や名前が出て来ないことはありません。まあ、この辺が老化現象なんでしょう。面と向かった時に挨拶を受けても思いだせないのは若い時からありましたからね。あんまりあの化現象を心配し過ぎてもストレスが溜まりますから、この言葉も忘れましょう。