フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

富士山

2011-02-24 23:25:10 | Weblog
うかつでしたが、昨日の2月23日は「フジミ」「フジサン」と読んで静岡県では、条例を制定して「富士山の日」と定めたそうです。「富士」の字のように物心ともに豊かな国作りをスタートさせたのです。
富士山は日本の最高峰の山で古くから神のような存在として崇められてきました。またなにより、雪をかぶった富士山の立ち姿は美しいものの代表でもあります。そんな富士山なので人生の指針に富士山を例える場合も多くあります。
富士山を仰ぎ見ることで心のよりどころとする場合もありますが、あの圧倒的な存在感から、自分の存在を富士山のようになりたいと夢を描く人もありますね。上司の立場として、部下に安心を与える存在として富士山を引き合いに出すこともあります。
しかしこの「富士山のような人」という表現は、100%素敵な人だとは言えない解釈もあります。それは、富士山の環境からいわれます。ゴミが多かったり、石ころが多いところから『遠くから見ているときは美しいが、近くに寄ってみると石ころだらけ』なので、人もより深く知ってみるとゴミのような人と解釈するのです。気の弱い私などは、それを知ってから「富士山のような人」を理想の人にあげなくなりました(笑)。