フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

ハッピーマンデー

2010-01-11 21:59:32 | Weblog
今年も例年のように東区の成人の日のつどいの司会を担当してきました。帰る道すがら、ああ今日は1月15日ではないんだとあらためてハッピーマンデーを考えてしまいました。
3連休を沢山つくり、生活にゆとりを持って貰おうというハッピーマンデー制度は2000年に始まりましたが、どうでしょう。不評ではありませんか?成人の日、海の日、敬老の日、体育の日がこの制度によってバラバラになってしまいました。ただでさえ、季節感が失われていく傾向にあるのに文化の意識まで削がれていかます。その日の由来を子供に聞かれても、親はオタオタするだけです。過去の歴史との繋がりさえ遮断された気がします。
喜んでいるのは誰なんでしょうか?旅行業界と答えが帰ってくるかも知れませんが、あんがいそうでもなさそうです。というのも確かに3連休には旅行に出かける人が多いのですが、その時期は混雑、混雑で大変だし、こうしたピーク時と閑散時の差が激しいのも悩みの種なんだそうです。
ところで体育の日は晴れの特異日とされていましたが、10月10日から変わった途端に晴れで無くなったという笑い話さえあるほどです。政治家の思惑違いは必ずありますが、改める勇気も必要だと思いますがね。