フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

箱根駅伝

2010-01-02 16:03:13 | Weblog
正月の一大イベント、第86回箱根駅伝が始まりました。ただ走るだけの映像に5時間も魅入ってしまいます。その魅力は何かといえば、一本のタスキにあるでしょう。1区間でもタスキをつなぐことができないと即、戦いは負けとなります。陸上の数少ない団体戦で日本独自で日本発祥の種目です。
残念ながらトライアスロンに先を越されてまだオリンピック種目にはなっていません。是非柔道のようにオリンピック種目になって欲しいですね。駅伝という言葉は国際語になっていますが・・・。
さて箱根駅伝は関東の20校しか参加できません。そして10位までが来年のシード校となるのです。選手一人一人は孤独に淡々と走っているようですが、なんとしてもタスキをつなぐ、なんとしてもシード校の中に入りたい、少しでも順位を上げたい、調子が悪くても絶対に棄権は出来ない等、様々な思いを胸に走っているのです。
駅伝はオリンピックで戦える日本の長距離ランナーを数多く育てる為には駅伝が最適ということで始まったのですが、私はタスキつなぎの精神を世界中に知らしめる為にオリンピック種目になって欲しいと思うのです。
タスキを地球に例えて見て下さい。今の地球の環境という順位を少しでもよくして次のランナー、子供達の世代につながなくてはいけません。今年は各国の首脳達が駅伝のランナーの意識を持って国際会議に臨んで貰いたいものです。