マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「パフューム ある人殺しの物語」

2008-01-22 10:27:57 | ドイツ映画&ドラマ

Parfum - Die Geschichte eines Das Mörders  2006年 ドイツ映画

監督 トム・ティクヴァ
主演 ベン・ウィショー レイチェル・ハード=ウッド アラン・リックマン ダスティ・ホフマン

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
群衆が一人の男の処刑を叫んでいた。その男の名は香水調合師ジャン=バティスト・グルヌイユ。
1738年、7月17日。悪臭漂うパリの市場で産声をあげたグルヌイユ。人並み以上の嗅覚を持つ彼は、13歳で孤児を預かる施設から売りに出され、皮職人の元で働き始めた。
ある日、魅惑的な匂いを嗅いだ彼は、その匂いを欲しいが為についその匂いを漂わせる女性を殺してしまう。そして、香水の調合師バルティと出会った彼は、あの時の魅惑的な匂いを手に入れるために匂いを閉じこめる香水の技術を学ぶのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
先週からの流れで、今月の後半はドイツ映画を紹介しようと思う。
ハリウッド映画や、日本映画に押されている中、意外と名作があるのがドイツ製作の作品。(と、個人的には思っている)
そこで昨年話題になったこの映画から紹介する事に。

ドイツでは、すべての女の子が赤毛に染めたとも言われるほど、爆発的な人気を得た映画「ラン・ローラ・ラン」の監督が、全世界的にベストセラーになったこの本を、ハリウッドの名だたる監督人のオファーを断り続けた原作者から映画化を許可してもらったという、この作品。
それだけでも、そうとうな話題になっていたようだが、公開前には、全裸の群衆絵巻や死体の描写の仕方でも話題になっていた
映画館で見たかったのだが、3月公開映画はどうしても個人的な事情で見れないから、DVDになってから観賞した。

昔は相当臭かったというパリ。
ハイヒールは、ドレスの中からした汚物を踏まない為に出来たとも言われているとか。(違ってたらごめん)

匂いものに敏感なichにとってこれだけでもそうとう嫌気がさしてくる。
ついでに、香水うんぬん、匂いものすべて臭いと思う人間なので、魅惑的な香りと言われてもピンと来ない。
だが、グルヌイユの求めたあの匂いというか香りはなんとなく分かる気がした。異常なまでにその匂いを閉じこめる事に情熱を傾けるグルヌイユ。
根本的な理由が、自分が感じたあの理由だとしたらそうとう悲しい物語だと思った。

主人公のグルヌイユを演じた、ベン・ウィショーくん。
なかなか、いい男ではないが、良い味が出ていたと思う。
異常なまでのあの執着した感じとか、嬉しそうな笑顔とか。
上手だったのではないかな。

個人的には、アラン・リックマンが、この映画のスパイス的な感じで好きだった。
あ~、最後までがんばれなかった事には、悲しかったけど。

そうそう。
いつもながら上手すぎるダスティ・ホフマン。
ほんの少しだったけど、あの長さだったから良かったのかなと。

個人的になんとも言い難い面白い作品だなと思った。
そして、この監督さんの他の作品も見たくなった。
そんな中、このDVDの中に映画宣伝で入っていたのが、あの「プリンセス・アンド・ウォリアー」だったのだ。
で、
ベノに再会した訳。

感謝ですぜ、トム・ティクヴァ監督。(爆)


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (rachael1963)
2008-01-22 20:00:30
この作品、凄く観たかったんです。
アラン・リックマン出ているんですね。
私もDVD借りに行きます
返信する
嗅覚 (みー姉)
2008-01-22 20:35:07
グルヌイユの嗅覚がすごすぎて「警察犬は要りません」状態でしたね
私は基本的に香りが苦手で…でも香水が結構好きというわけのわからん人間なもんで(変態?)
海外に行くとうれしそうに香水を買い、いざつけようとすると「やっぱり無理…」という状態になります。
でもグルヌイユの作った究極の香水…嗅いでみたいぞ。
というか別の意味でもあの香水必要かも
自分で書いてて

私もmixiの日記に書いてますんでよろしければご覧ください
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=363886054&owner_id=7342257
返信する
ぜひ、見てください。 (takbout)
2008-01-22 23:16:19
rachael1963さん
そうとう、よい位置づけのアランさんです。
是非とも見てください。

でも、気に入ってくれるかな?
見たら感想を教えて下さいね♪
返信する
読みましたよ~!! (takbout)
2008-01-22 23:22:18
みー姉さん
読んできましたよ~。(お返事書いて起きました)

>「警察犬は要りません」状態でしたね
ははははは・・・・。(爆)
そうですね、そうとうの嗅覚でしたね。

自分も香りものダメなんです。
なので、匂いコーナーは臭い!と思って避けてしまいます。

香水なんて無縁も無縁。
もらって処分に困って、トイレの芳香剤に使った覚えがありますよ!(爆)
返信する
初めまして (みのむし)
2008-01-23 20:34:48
いつもこっそり拝読している、みのむしと申します。作品や俳優陣のほとんどが分からないままに、濃い空気にやられてしまってます。



「パヒューム」はシネコンで鑑賞直後いたく感動し、一年近く経た今では犯罪物なのにファンタジー色を漂わせている不思議な作品だと思います。



ところで「レイヤー・ケーキ」でのベン・ウイショーの役どころは、主人公に好きな女の子を奪われる情無いシドニーで、癖のある役柄がハマってます。
返信する
こちらこそ、初めまして! (takbout)
2008-01-23 22:08:13
みのむしさん
こちらこそ、初めまして。

>いつもこっそり拝読している
うひょ~!!
ありがとうございます♪

>作品や俳優陣のほとんどが分からないままに
ははははは・・・・。(爆)
それでも読んでいてくださるなんて、大感謝です。
(ダンケ!)

「パヒューム」は、本当に不思議な世界ですよね。
でも、とってもいい感じ。
ファンタジーっていってもいいかもしれません。

>主人公に好きな女の子を奪われる情無いシドニー
お~、そうでしたか!
これまたありがとうございます。


これに懲りないで、またお越し下さい。
そして、また、コメント等、交わせることを願っております。


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