マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「バーダー・マインホフ 理想の果てに 」

2012-06-27 10:07:20 | 好きな俳優モーリッツ・ブレイブトロイ

Der Baader Meinhof Komplex 2008年 ドイツ・フランス・チェコ作品 

監督 ウーリー・エデル

出演 マルティナ・ゲデック モーリッツ・ブレイブトロイ ヨハナ・ヴォカレク ナディヤ・ウール ヤン・ヨーゼフ・リーフェース ハイノ・フェルヒ ブルーノ・ガンツ スタイプ・エルツェッグ セバスティアン・ブロンベルク アレクサンドラ・マリアララ ニルス・ブルーノ・シュミッツ ヴィツェンツ・キーファー フォルカー・ブルッフ カルロ・リューベック 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)

実話である。 
1967年6月。ドイツ、ジルト。 ヌーディストの海岸にいた、ウルイケ・マインホフはイランの国を批判する記事を掲載した。その記事は、読んだ学生達が、ドイツ・ベルリンオペラ前で、鑑賞に来たパーレビ国王への抗議行動の引き金となった。
抗議は暴徒化し警官が学生の一人を射殺する事件に発展していった。
そして、翌年。
アンドレアス・バーダーは、恋人と共にデパートに火を付け逮捕された。
1970年、パリ。
バーダーは、ドイツに戻って武装組織に参加しないかと誘われる。
そして、ドイツに来た彼はマインホフと出会い抵抗運動を激化させ、後のドイツ赤軍(RAF)を誕生させるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)

ユンゲル・フォーゲルの「RAF」とトーマス・クレッチマンの「ハイジャック181」の鑑賞後に見たので、赤軍関係の完結版みたいに個人的には鑑賞した。

この時代。世界中の学生達がこういう行動を行ったのかと思うとびっくりしたと同時に、恐いものを感じた。
現在の情報過多なら分かるが、そう簡単に海外へと行ける時代でもないのに。
若者の力ってまじ、妙な方向へ行くと恐い。
エネルギーがありあまってるのだから。

それでは、早いですが、
目的のモーリッツ君はと言いますと。主人公の一人、アンドレアス・バーダーだった。
過激な悪ガキ。
とはいえ、悪ガキなんて可愛いもんじゃない。
不良な感じは好きだけど、今回は共感出来なかった。
わがまま過ぎると思ってしまったからだ。
すべてを暴力で従わせる。その考えがダメだった。

彼以外にも有名な俳優陣ばかりで、あの人も、あの人も~なんてみてたら、誰がどの関係者のどんな人物かごちゃごちゃになってしまった。( ̄。 ̄;)

まあ、中でも一番びっくりしたのが、ヨハナ・ヴォカレク。
あまったらいしゃべりのいつもイライラさせてもらう彼女の雰囲気がまったくキリリとしていて別人に思えたのだ。あれは、まじで、女優さんなんだ~と確信したよ。

そんな中、なんでいつも脱ぎ担当になるかな?ナディヤ・ウール。(爆)

ハイノさんは、いつもながら良い人物だったし。

もう、紹介しきれません。(>_<)

どんなに意志が強くとも、人って一人にされると弱いものなんだなあ~と後半は思ってしまった。
まあ、一人の人間だからという事もあるのだろうけども。
逆に言えば集団になると恐ろしい思考が加速するという事になるのかな。

ラストは何を言いたかったのだろうか?
自分の個人的な解釈でいいのかな?と思ったが。(ネタバレになるかもしれないので言えない)

ちょっと考えさせられる作品だった。

同じ時に同じような経験をした日本人(学生運動派)には、どう見えるんだろうか?
知りたいなあ。

掲載 2020.8.10
カルロ・リューベック=テロリスト集団の1人(クレジットなし)
 ドイツサイドでは、この画像と彼の出演作品にはなっているのだが、名前のクレジットはない。(;゚ロ゚)
(画像奥=人質の足元に立っている黒服の人物)

出演シーンは、後半。
バーダー(モーリッツ・ブレイブトロイ)達が逮捕され、釈放しろと大使館を占拠するテロリスト集団の1人。
みんなで集まるシーンの時に車に乗り込む前にアップで映っているのだ。
大使館のシーンでは、ライフルを持って人質の役員達を集めていた。
セリフは、「早くしろ~」と他の仲間と一緒だったよ。
その後、逮捕されたのか、爆破に巻き込まれたのかは不明。
その他大勢の役だものなぁ。

 

 


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