マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「RAF/Red Army Faction」

2010-03-02 21:12:39 | ドイツ映画&ドラマ

Das Phantom 2000年 ドイツTVスペシャル

監督 デニス・ガンゼン
出演 ユルゲン・フォーゲル ナデシュダ・ブレニッケ マシアス・ヘルマン ヒルミー・セゼー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1989年、ドイツ。
RAF(西独赤軍派)の第三世代と呼ばれる若者が破壊工作を実行していた。1991年までに政府関係者など7人を殺害。1件の事件以外は未解決のままだった。
1990年10月4日、朝8時30分。
自宅を出たハウスマン財務大臣が爆弾テロに遭い爆死した。
そして、10年後のドイツ、ケルン。
刑事のレオは、相棒と共に前方の車に乗っている人物を監視していた。何の動きも見せない彼ら。だが、レオが席を外している隙に相棒が殺されてしまい、さらに、二人が監視していた人物達も、何者かに射殺されてしまうのだった。
いったい何が起きたというのか?
レオが、捜査を開始すると、二人が見張っていた人物の一人がかつてのRAFのメンバーだったと分かるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週はちょっとブレイクでドイツ作品を紹介する事に。
というのも、もともと注目していたドイツ人俳優、ユルゲン・フォーゲルの違う一面を見せられてしまったからだ。
偶然にも発見出来たこの作品で、自分の中の彼のイメージががらりと変わったのだ。
いや~以外と渋くてかっこよかったぜ。(^_-)
フォーゲルはティル君や、ベノと共演していて、何となく見知っていた存在だった。

しかし、見る度にへんてこな悪役やコメディアンのような存在だったので、あまりいい印象がなかったのだ。
ドイツ映画「裸足の女(原題『Barffuss』)」で、ティル君演じるNickにトイレ掃除を説明する役が強烈な印象で残っていて、最近では「耳のないウサギ(原題『Keinohrhase』)」でドイツ出身のハリウッドスターとしてインタビューを受ける妙な人物を演じていたのだ。(役名は本人の名前だったはず)
一度見れば忘れられない顔の彼。
歯並びの悪さはチャームポイントなんだそうだ。

そんな彼が今回演じたのは、主人公レオ。
相棒の敵を取る為に必死に犯人を追っていくむっちゃ男臭い役柄だったのだ。

単独での捜査。
孤独なヒーローという雰囲気が出ていてすっごく新鮮でめっちゃ素敵に見えたのだ。(自分好みだったと言うべきかな)

物語の方は、彼が事件を追う事により過去のある事件の真相が明らかになっていくというもの。
なかなか難しかったが面白かったぜ。
難しいと感じたのは、自分には聞き慣れない言葉、RAF(西独赤軍派)が出て来たからだ。
昨年公開されたモーリッツ君の映画「バーダー・マインホフ 理想の果てに」を見れば詳しく分かると思うのだけど自分はまだ未観賞。
しかし、同じようにRAFが関っている事件をとりあげた作品「ハイジャック181」(トーマス・クレッチマン出演)を見ていたので少しは理解出来たつもりではいるのだけども・・・。
要は、日本もドイツも一番汚いのは奴等って事。
そして、その奴等の領域に入り込んだ者は・・・となる。

ラストは、いいぞ!レオ!と思いながらもじ~ん(>_<)。
(先読みは出来たのだけどもさ。)

そういえば、
この作品で「コブラ11」にゲスト出演していた俳優さんを二人発見出来た。
1人は、第7シリーズ「ハイリッヒとポール」で詐欺師のおじいさんを演じていたホルスト・ザハトレーベン。
もう1人は、第4シリーズ「危険な来訪者」でやさしい神父を演じていたハインリッヒ・ギスケス
それぞれが何の役柄だったのかは、あえて言わないので、
知りたい人は是非この作品を鑑賞してみてくれ。

隠れたお勧め作品だから。(^O^)v 


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