マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「ベルリン陥落1945」

2010-07-29 19:31:55 | ドイツ映画&ドラマ

Anonyma 2008年 ドイツ作品 

監督 マックス・フェベルベルク
出演 ニーナ・ホス アウグスト・ディール ユリアーネ・ケーラー ロンフ・カニース

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1945年、4月26日。ソ連軍がベルリンを包囲し帝国議事堂(ライヒスターク)を目差した。
元ジャーナリストの女性は、夫ゲルトを戦場に送り出し、帰りを待っていた。そこへ、ソ連軍が家に突然やってきて、次々に女性と見れば暴漢していった。彼女も犠牲者の一人となった。
このままでは自分の身が危ないと思った彼女はロシア語を話せる事を武器に下位の兵隊ではなく、彼らの上司の愛人となって身を守って貰う事を思い付く。そして、彼らの上司を探すのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
1959年、作者の名を伏せたまま、この日記は出版されたのだそうだ。
だが、当時は「ドイツ人女性の恥」とされ、その後も作者は名前を伏せたまま、この世を去ってしまったのだという。

先日、この本の紹介をドイツ関係でいつもお世話になっているありちゅんさんのブログで紹介されていましたので、詳しい事を知りたい方はこちらのブログ記事まで行って下さい。
『ベルリン終戦日記 ある女性の記録』
という題名だそうです。


実は、レンタルの表紙からして、ベルリンの街でのドンパチアクション戦争ものだと思って借りた、ich.
内容が思いっきり違っていて、戸惑ったのなんのって!
今回はいいように裏切られた訳だが、今週、何度も何度も言うようだけど、もう少し内容にあった邦題を付けて欲しいものである。
ついでに、レンタルの表紙も、内容にあったようなデザインにして欲しいものである。
本当、勘弁だぜ。
(ある種、調べてから借りろという声もあるが・・・)

「女性は強し」
こういう作品を見るとつくづくそう思う。

自分は同性だが無理だよなあといつも実感する。

元ジャーナリストだけあって、頭がいい彼女!
語学も出来るというのもそうだが、下位の兵士でなくその上司の愛人て、凄いと思う。
この悪い状況下をどうやって乗り越えて行くか!
という発想が素晴しい。

この時期さえ乗り越えれば、平和な時がやってくると信じていたのかもしれない。
だが、夫が帰って来た時がすっごく悲しかった。
彼にけなげにしている姿は愛おしく思えてしまった。
なのに、夫とすれば真実は頭に来る訳で・・・。
見ていて、物凄く辛いシーンだった。
彼女の頑張りを認めてやれよとも思った。

でも、
夫を演じているアウグスト・ディールはかっこよかったなあ。(不謹慎・・・(^^ゞ)

こういう作品を見るといつも思う。
どの国が悪いとか、誰が悪いとかじゃなくて「戦争」という殺し合いが悪いのだと。
ドイツ人への仕返しとロシア人が言っていたが、それもごもっともだと思うが、なんだか煮えきれない感情があったりもしてしまう。
どっちもどっちだといつも思ってしまう。

そうそう、
今回もよい味を出していたロンフ・カニース。
最近はよい役柄が続いているのかな?


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