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マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
カテゴリーの「基本ルール」をお読み下さい。

「ブリキの太鼓」

2016-06-30 08:54:40 | ドイツ映画&ドラマ

Die Blechtrommel   1979年 西ドイツ・フランス作品

監督 フォルカー・シュレンドルフ
出演 ダーヴィット・ベネント マリオ・アダムス アンゲラ・ヴィンクラー ハインツ・ベネット

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「僕が生まれる前からお話を始めよう」
芋畑で一人の女性が畑仕事をしていた。そこへ男がやってくる。彼は警察に追われているらしく、女性は自分の履いているスカートの中へ彼を隠した。女性は、警察を追い払い、その後、二人の間に女の子が誕生する。
この赤ん坊こそ、オスカルの母アグネスだった。
祖父はその後、警察に発見され逃走途中で行方不明に。祖母は何でも売って彼女を育てた。
ダンツィヒで店を経営している男性と一緒になったアグネスは、オスカルの母となった。
そのオスカルは、3歳の時に、母親からブリキの太鼓をもらいその時に、大人にはならないと決め、地下室へ行く階段から願いを込めて落ちた。
それ以来、彼は3歳のまま成長せず、ブリキの太鼓を肌身はなさず持ち歩く。
そんな中、世の中は、第二次世界大戦へと突入するのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツ映画の名作とまで言われていたが、
どうしても、あの主人公の少年の姿が、怖くてず~と毛嫌いしていた。
さらに、あらすじを読めば、歳を取るのを辞めた少年だというではないか。

ホラーっぽいけども~と思ったが、意を決して鑑賞。

ホラーじゃなく、ブラックユーモアだったが、個人的には苦手な類となった。

変わった戦争映画と言われればそれまでだが、当時も物議を交わしたというあの主人公がどうも受け入れがたかったのだ。
歳を取らないという設定は、映像として簡単に成り立つ。本人はそのままで周りに歳を取らせればいいのだから。
だからだが、
外見は少年、中身は大人(?)という複雑な役を、子役に押しつけた感じで、その演じた本人は、名演技と言えばそれまでだが、分かってて演じてるのかな?と疑問を抱いてしまったのだ。
そんな事を考えず、素直に見ればよかったのかもしれないが。( ̄。 ̄;)

そうそう、
オスカルの父親が何処かで?と思ったら、最近実写になったドイツ作品「ピノキオ」のゼベットじいさんを演じていた俳優さんだった。
もしかして、彼ってむっちゃ有名な人だったの?

ラストもすっきりせず、何を言いたかったのか?と疑問も残る。
まあねえ、大人の汚い世界という感じは、分からない訳でもないけども・・・。

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「ベラ bella」

2016-06-29 14:06:28 | ドイツ映画&ドラマ

Meine allerschlimmste Freundin   2015年 ドイツTVスペシャル(Sat.1)

監督 ジョシュ・ブローカー
出演 ローラ・ベルリン トム・ベック ダニエル・ローズナー ジャックリン・ベレ(声)

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「むか~し、昔。ある所に、哀れな少女がいました。スターを目指すも、胸が小さくて・・・」
水着のCMオーディションを受けている、おしゃべりする女の子のお人形ベラ。豊胸手術も受けたが、かつての人気はやはり取り戻せない。
そんな中、家賃が払えず、家を追い出される彼女。
一方、寝具メーカーに勤めるヤナは、孤児院からの幼なじみで恋人のウォルフガングと同棲していた。
ある日、彼氏はヤナを一軒家に連れて来る。
そこで、サプライズのプロポーズするも、、返事に困ってしまうヤナ。そこへ、クローゼットからなんとあのベラが現れるではないか!
彼女とベラは、ベラが孤児院に送られて来てからの大親友だった。
ヤナは、親友が困っているからとしばらく家に泊める事にするが、堅物のウォルフガングは、ベラの行動にやきもきするのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
2016年1月~3月開催の<未体験ゾーンの映画たち2016>にて上映。
との事。

そんな企画があったのも、知らなかったが、とにかく、日本でドイツ作品が上映されることは大歓迎だ。

某密林のDVD解説によると、
プロデューサーが、昨日話した映画「ピエロがお前を嘲笑う」の人なんだそうだ。
まあ、あの映画がヒットしたから、買い付けて来てくれたのかもしれないが。
それとも、DVDの宣伝文句ではないが、某しゃべるぬいぐるみのお人形版だったからかな?
それとも、特殊効果の技術?
まあさておき、戦争映画以外のドイツ作品は貴重中の貴重。

皆様にも鑑賞して欲しいなあ。(^◇^;)

さて、
実は、自分の大好きなドイツドラマ「アラーム・フォー・コブラ11」を見ている方々には朗報が~。

ゼミルの新旧の相棒が共演しているのだ。

ヤナの恋人ウォルフガングを演じている、トム・ベックは、
日本版「ヒート 無法捜査線」「HEAT ヒート TOKYOクライシス」で、ゼミルの相棒、ベンを演じている。
むっちゃ格好いい骨太の男を演じているのだが、
この作品ではそれを封印。
冴えない、堅物の腕っ節も弱い彼氏を上手に演じている。
でも、あの体系だと、ひ弱には、ちょっと見えないけどね。(長身で180㎝近くあったはず)

エンディングに、歌も披露。
動くお人形が踊る動画はこれ。↓
"Hey Puppe" von Tom Beck - MEINE ALLERSCHLIMMSTE FREUNDIN

 

そして、ドイツで放送されている、今年からの相棒は、

ヤナの会社にベッドなどを運んで来る、マッチョなイケメン、シドを演じた、ダニエル・ローズナー。

二人のやりとりが以外にも多かったし、エンドロールのNG集もあったりで、それだけでも個人的には大満足でした。
少し前までは、ベック君がそんなイケメンの役だったのに~なんて思いながら・・・。

期待せず、そんなもんだなと大きな心で見てあげて下さい。
某ぬいぐるみよりは、くっだらないのは確かですから~。(^◇^;) 

ラスト、毒舌・・・。 

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「ピエロがお前を嘲笑う」

2016-06-28 07:41:23 | ドイツ映画&ドラマ

Who Am I - Kein System ist sicher  2014年 ドイツ作品

監督 バラン・ボー・オダー
出演 トム・シリング エリアス・ムバレク ヴォータン・ヴェルケ・メーリング ハンナ・ヘルシュブルンク

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「こうと分かっていたら、僕は違う行動をしたと思う。」
1時間前。警察に出頭してきたベンヤミン。
彼は自分こそネット上のハッカー『フーアム・アイ』だと自供した。さっき、仲間が殺されたホテルの1室を見てきた彼は、担当の女性刑事ハンナ・リンドバーグにこれまでの経緯を細かく話し始める。
小さい頃から、存在感がない人物だったベンヤミン。
ある日、憧れの女性マリーに出会い、彼女が大学の試験で困っていると小耳に挟んだ彼は、大学のシステムに潜入し、試験問題を盗みだそうとして捕まってしまった。
まだ、若かった為に労働奉仕だけで罪に問われなかった彼は、その奉仕先でマックスという男性に出会った。
彼は、仲間と共にハッカー集団を作っていた。
世話をしてくれていた祖母が入院したのを良いことに、ベンヤミンはみんなを自宅へ呼び、ハッカーの憧れMRXに認められようと、あらゆるセキュリティーを破り始めるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
毎月恒例のドイツ映画&ドラマ特集と行きます。最終日には、現在公開中のあの作品を紹介するので、お楽しみに。

昨年公開され、意外と話題に上がっていたこの作品。
なかなか、先読みが出来なかったし、上手く騙された感じ。

いや~そうくるか~と、恐れ入りました。

ネット上のやりとりをあんな風に表現されると
お~?ともなるが、
妙な電気信号云々とか、抽象的な表現よりも、こっちの方が、わかりやすいっちゃ~わかりやすい気がした。
でも、前半は、疲れの為か、時折、ウトウトはしてしまったけどね。(~_~;)

ヒロイン役のハンナちゃんが可愛かった~。
いつも、しかめっ面の彼女だったから、普通のカワイイ女の子も似合うじゃん!と思ってしまったのだ。

そうそう、最近注目株のムバレク。
彼のカリスマ性は納得ものだった。
なので、「ゲーテなんかクソくらえ」が未だにDVDになってくれてない事が個人的にもどかしいけども。(見たいよ~。(>_<))

そして、何と言っても、いつもながら上手すぎのトム・シリングなのだ。

25日のイベントで、
彼が若き日のヒトラーを演じた未公開作品を紹介して頂いたが、彼なら納得の配役だと思った。
ここに、予告編がありました。すげ~クセがありそうな作品。未公開も納得かも?)
意外と、一癖も二癖もある作品を選ぶ彼。普通にしてれば、美形のいい男なんだけどなあ。

これは、お薦めの1本。
ドイツ映画だって戦争ものばかりじゃないんだぞ!と自慢出来る出来です。(^_^)v 

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「ラッシュ/プライドと友情」

2016-06-07 22:42:13 | ドイツ映画&ドラマ

Rush  2013年 アメリカ・ドイツ・イギリス作品

監督 ロン・ハワード

出演 クリス・へムズワース ダニエル・ブリュール アレクサンドラ・マリア・ララ オリビア・ワイルド

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
F3のレースで優勝するジェームズ・ハント。天性の才能がありあっという間にチャンピオンとなった男だった。
逆に、ニッキ・ラウダーは努力の人物で、マシーンの整備からレースコースの下見まで自分で入念に行っていた。
そして、F1のレーサーになった二人。
ラウダーは自力の金でスポンサーを得るも、ハントは、自分を売り出してスポンサーを得ていた。
ある日。
もっとも事故が多く、最も危険なレースコースのドイツ、ニュルブルクリンクでレース開催が、悪天候の為危ぶまれる。このまま中止しようと訴えるラウダーに対して、ハントは、王者の座を奪われたくないからでは?と開催を提案した。
そして、レースは行われる事になった。
序盤にさしかかった時、ラウダーの車がクラッシュし、彼は炎に包まれ、生死をさまよう事になってしまった。
あの時、彼の言うことを聞き入れていれば・・・。
ハントは、ラウダーに申し訳ないと思いながらも、着実にポイントを稼ぎ王者への道を進んでいく。
一方、ラウダーは奇跡的に一命を取り留めるも、今期のレースへの復帰は絶望的だと思われるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、今年に入り、立て続けに3本も出演映画が公開される、クリス・へムズワースの出演作品を。

公開当時に、都会へ行く用事があったので、映画館で鑑賞したこの作品。
実は、
その日は都会に大雪をもたらした最初の日で、家に帰れるのか否かと、いろんな意味合いでハラハラ、ドキドキしながら見ていたのを未だに思い出すのだ。
結局は、家に帰れず、都会に住む甥っ子に一晩だけ泊めてもらって次の日に帰ったけども。
あんなに、都会が雪に弱いとは思わなかった。
そして、その大雪の中、自転車に乗っていた人を見かけた日には、雪を知らないってすげな~と思ったのだった。(その後、大雪の中ハイヒール履いてる都会人を見たときも感心してしまったけども)

もとい。

ラウダーは、事故後42日間でレースに復帰。
不屈の精神力で彼はチャンピオンレースに戻ってくる。彼を復帰へといざなったのは、あのハント。
彼が王者への道を着実に進んでいくのを見たからだ。

天才とされるハントに地道な努力で対抗するラウダー。
人的にはラウダーの方が好き。
天才も苦労が多いと聞くが、努力にはかなわないというか努力を信じてる自分としては、やっぱ努力が報われて欲しいからさ。

なんたって、あの肺の治療シーンが痛々しそうでこっちまで肺が痛くなった。
本当に凄い精神力の持ち主だよ、ラウダーさん。
ブリュール君の演技が上手いって事もあるんだけどね。

それでは、今週の注目のヘムズワース君はと言いますと、天才レーサーのハントだった。
まあ、自信過剰のチャラ男。
ちょっと軽すぎてムカついちゃったけども。(~_~;)
どうしても
ラウダーに肩入れしてしまったからなあ。
だけど、ラウダーが復帰したとき、理不尽な質問をした記者に、講義をしたのはスカッとしたよ。
彼も本当は良い奴なんだな~なんて。

実在の物語だから、本当のラウダーさんは今も元気でいらっしゃる様子。
(当時の二人)
逆にハントは、この世にいないそうだ。
事故ではなく、病気で。(詳しくは映画を見て)

この作品をきっかけに今年の初めに公開された映画「白鯨との闘い」で再び監督と仕事をした、ヘムズワース君。
その作品紹介は、いつの日か。

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「ヒトラー暗殺、13分の誤算」

2016-06-03 07:33:58 | ドイツ映画&ドラマ

Elser 2015年 ドイツ作品

監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
出演 クリスティアン・フリーデル カタリーナ・シュットラー ブルクハルト・クラウスナー ヨハン・フォン・ビューロー

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
人がいなくなったビアホール。1本の柱の中に爆弾を仕掛ける男性。
その後、その柱のすぐ下でヒトラーが集まった人々に対して演説を始めた。1939年11月8日。
ヒトラーが演説を続けていると、一人の兵士が近づいて彼に1枚のメモを見せた。
「霧の為に飛行機が飛べず」
同じ時、スイスとの国境近くで一人の不信な男性が逮捕される。
彼は家具職人のゲオルク・エルザー。頑なに黙り込む彼だったが、ヒトラーがまだ生きていて、罪もない人が8人死亡したと聞かされ、動揺を隠しきれなかった。
秘密警察ゲシュタボで残忍な取り調べを受けても、単独犯だと言い張るゲオルク。
だが、元婚約者のエルザの姿を見せられ、彼はこれまでの経緯を細やかに話し出すのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
13分の誤算を見せるのかと思っていたら、まったく違った視点だった。(^◇^;)
原題は主人公の名前だから、それで納得。邦題はきっと英語圏の題名を基本にしたのかもなあ。

息苦しい世の中で一人、自由を求めた男。どこにも属さず単独で行うなんて、凄すぎ!

好みの男優さんだったら、もっと良かったけども。(史実に忠実だから、まあ仕方ない)

家具職人と書いたけど、基本は、音楽家。アコーディオン奏者だった。
時計職人でもあったらしいから、彼は器用な人だったという事だろう。
器用貧乏というかだけど・・・。

彼の元婚約者のエルザを演じた女優さん、カタリーナ・シュットラーは「ジェネレーション・ウォー」にも出演していた方。
あの時と同じような役柄でした。(^◇^;) 
当分このイメージが定着しそう。

そうそう、
ゲシュタボの取り調べの時、いかにも、良い軍人、悪い軍人が出てくるのだが、それがわかりやすすぎた!
というか、
ドイツ作品では顔なじみの脇役俳優さんばかりで、見ただけで納得。

この暗殺未遂事件の後に、あのドイツ軍内部での暗殺未遂事件が起きるのだと理解した。
(米国版「ワルキューレ」&ドイツ版「オペレーション・ワルキューレ」

それにしても、ヒトラーって悪運強かったって事だよね。2度殺されかけてた訳でしょ?

彼の口車に乗らなかった人がいただけでも、ちょっと安心した。
自分も出来れば彼のように、根本的にきちんと事実を見極めたいな~と思った。(暗殺計画は無理だけども)

ゲシュタボが必死に黒幕が誰かと聞きだそうとするのが、恐ろしかった。
秘書というか記録係の人が何気に出て行く様子が、どんな惨いことをいまからしようとしているのかが分かって恐怖だった。
それでも彼は自白しなかったというか、嘘はつかなかった。
本当に意思が強い人だったんだなあ。

この1年くらい、すっごくドイツ作品が上映されて嬉しい限り。
ただ、

田舎だと見れないのがネック。
都会まで行きたいが、時間が制限されたり上映期間が短くて到底追いつけない。

お願いだから、映画祭でもしてくれないかな?
地方はこういう時、不便極まりないよ~。(>_<)

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「顔のないヒトラーたち」

2016-06-02 22:30:13 | ドイツ映画&ドラマ

Im Labyrinth des Schweigens   2014年 ドイツ作品

監督 ジュリオ・リッチャレッリ
出演 アレクサンダー・フェーリング アンドレ・ジマンスキ フリーデリーケ・ベヒト ヨハネス・クリッシュ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
フランクフルト、アム・マイン、1958年。
学校の休み時間に、校庭へ生徒と共に、教師達も出て来て雑談をしていた。すぐ側の道を画材を持った男性が通りかかり、ふと、たばこを口に加えた。火を付けようとポケットを探していると、さっきの教師の一人が見かねて、火を差し出してきてくれた。
だが、男性はその教師の顔を見て、おののくのだった。
地方検察に勤める新人の検事ラドマンは、トイレの中でいつの日か大きな裁判をする事を夢見て練習をしていた。だが現実は、交通違反の裁判ばかりで、味気ない日々だった。
そんなある日、検察へ一人の記者が男性を連れてやってくる。
記者が言うには、アウシュヴィッツ収容所にいた武装親衛隊員が何事もなかったように教師として働いていて良いのか?という訴えだった。
記者はその事に興味を示す検事を探すが誰一人いなかった。
だが、ラドマンだけは、何故か興味を示し、独自で調べ始めるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
歴史にうとい自分なので、「アウシュヴィッツ裁判」なるものが存在していたとは知らなかったのだ。

と思ってさっき調べたら、

その裁判が題材になっている映画に「愛を読むひと」があると書いてあり、お~!!あれがそうだったのかあ~とやっと頭の中でつながったのだった。(^◇^;) 

そして、
この映画の中に出てくる、極悪非道な医師で「死の天使」と呼ばれたメンゲレに関する映画は
トーマス・クレッチマン主演の作品「マイ・ファーザー 死の天使」で知っていて、あ~あの人~と再び頭の中でつながり、
さらに、
あの、アイヒマンの事も、これまた、クレッチマン出演の作品「ヒトラーの審判 アイヒマン、最期の告白」で人物を見ていたので、理解出来たのだった。

それにしても
きちんと過去と向き合う姿に凄いな~と感心してしまった。

きっと彼が戦争を知っていたのであれば、周りのお偉いさんと同じように、忘れがたい事だから、スルーしてたに違いない。
だけど、
逆に知らなかったからこそ、出来たのだと思う。
そして、
もっと他の人も知るべきなんだ!と立ち上がった事だ。

自分達の恥を自分達で認める。

凄い事だよ。

しかし、
誰一人自責の念(=後悔して自分を責める人)が被告にいなかったというのが恐ろしい。

そういえば、
アイヒマンも後悔してなかったし、メンゲルもそうだった。あくまでも、命令だったと。(「愛を~」の時も基本、そうだったなあ)

さて、重苦しい話はここまでとして、
主役のラドマンを演じたフェーリング君が誠実な好青年で好感触だった。
なかなか、上手いし、応援したくなったよ。
でも、次回は現代劇がいいなあ~。(^◇^;)

そうそう、
生き残った収容所の人々の話を聞いて皆が涙するシーンがあったが、惨いシーンを見せられるよりも、ジーンと心に響いてきた。
役者さんの演技も上手いのだけども、その人々の表情を見ただけで、何を語っていたのか分かるというのが素晴らしいなあと。

監督さんはイタリア人の役者さんだそうで。
だからあ~いう変わった演出になったのかもしれない。

で、
これ、
久々にお薦めの1本です。(^_^)v 

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「映画のようには愛せない」

2016-06-01 10:44:08 | ドイツ映画&ドラマ

La vita che vorrei  2004年 イタリア・ドイツ作品

監督 ジョゼッペ・ピッチョーニ
出演 ルイジ・ロ・カーショ サンドラ・チェッカレッリ ガラテアランツィ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
カメラテストを受けている、新人女優のラウラ。そこへ、主役の男優ステファーノがやってくる。
もう、相手役が決まっているものと思っていた彼は、戸惑いながらも、彼女とのカメラテストに付き合った。そして、彼女は役を忘れ、その人物になりきってしまう傾向があると気がつくのだった。
降板させられた女優は、彼の友人で、彼女から愚痴を聞かされるステファーノ。
監督が決めた事だからと慰めつつ、そんな時、あの新人から連絡が入る。主役級は始めてだから指導して欲しいというのだ。
ステファーノはラウラを指導するうちに、親密な関係になっていく。だが、撮影も後半にさしかかり、何故か彼女の評判が上がるにつれて彼はその事にイラつきを覚えるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
DVDの宣伝表紙に映っていた男優が好みかも?と思って借りたが、まったく、ダメだったというパターンの作品。
ドイツかかってるから、借りたもあるが、どこにドイツ感あったっかな?(もう、記憶から消してる)

この男優がわがままで腹立って仕方なかった。

いつでも上に立っていたいのだろう。
彼女が売れ出すと嫉妬としか思えない行動に出る。
この新人だって、役にのめり込めないとぶつぶつ。

映画ってこんな風につくってるんですよ~的に観賞するには、いい作品だったけども、くだらない。
裏側はこんな感じですが、何か?
と言えば内容の展開がわかりやすいかも。

そうそう、男優さん。
いろんな役をするのだけど、その中で、刑事役があった!何となく、雰囲気がコブラ11ぽかった。
人気のない倉庫の取引現場に、刑事が乗り込むという場面展開。
だけど、
カッコ悪かった。
ジャケットがでかすぎて、体に合ってないって感じ。
衣装さん、ちゃんとしろよ~。

以前、同じようにイケメン俳優を捜すのが好きな友人から、
「画像が格好良くても、演技をみないとなんとも言えないよ」
というアドバイスをもらった事があったが、まさしくこれがそれだった。(^◇^;)

もう、画像判断は止めよう。
演技を見てからにしよっと。(なんの反省?)

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「ベルリン・オブ・ザ・デッド」

2016-05-31 07:51:55 | ドイツ映画&ドラマ

Rammbock 2010年 ドイツTVスペシャル(ZDF)

監督 マーヴィン・クレン
出演 ミヒャエル・フイト テオ・トレブス アンドレア・シュレーダース カタリーナ・リヴィアス

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
建物の前で彼女との再会を想像している男。ミヒャエルは、突然別れを告げられた恋人ガービと話をしたくて、ウィーンからベルリンまでわざわざやって来たのだ。
彼女の部屋を訪ねるミヒャエル。だが、部屋には暖房器具を直しているらしい男しかおらず、そのまま待つ事にした。
そこへ、若者が入ってくる。どうも、この直している男の助手らしい。
だが、突然、直していた男が急変し、ゾンビと化し襲って来た!
若者と共に、寝室へと逃げ込んだミヒャエル。だが、携帯を置いて来てしまった。どうしても彼女と連絡を取りたいミヒャエルは、ゾンビはいるが、携帯を取り戻したがった。
その為、一緒に逃げた若者ハーパーは、独自の武器を作り出し、ゾンビの居る部屋へ乗り込もうとするのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
1週遅れましたが、今週は、ドイツドラマ&映画の紹介と行きます。

基本的に、ホラーは、苦手。
そして、
ゾンビはもってのほか。(~_~;)

なのに、何故観賞したのか?

映画「コッホ先生と僕らの革命」で金持ちのフェリックスを演じていたテオ・トレプス君に注目したからだ。
何故に、
売り出しの若手って必ずこういう類いのホラー作品に出演するのだろう?ものすごく、追いかけにくいのだけども・・・。( ̄。 ̄;)
それって、定番の登竜門的な事なのかな?

まあ、ともかく。

主人公のこのミヒャエルが、終始イライラさせてくれる。
ゾンビがそこにいるにも関わらず、彼女の家の彼女の物だから使わせないとか、どうしても、連絡を取りたいとか、わがままばかり。
改善策を考えるでもなく、ブチブチ文句をたれるだけ。

その点、ハーパーは賢かった~。

という事で、目的のトレプス君はと言いますと、若者のハーパーが彼だった!
ヒャエルが見捨た時には、もう、終わったな~と思ったけども、無事でよかったよ~。
いや~格好良かった彼。
ドキドキしぱなしだったけども。

相変わらず、こういう状況下に金持ちはむちゃイラツク。
金渡すから、ゲート閉めてこいって、今後金は必要になるのか?
ゾンビにでも払って、撤退してもらったらどうだ~と思ってしまった。

そうそう、ある方が、自分がゾンビになってしまうのが分かった時、自ら命を絶ったんだよね。
悲しいかったけども、一番のいい方法かと思ったのだ。
殺してもらうのも相手に忍びないし・・・。

いつもながらのドイツなので、悲劇の後に希望が出てくる。
助かってくれたらいいけどね。

あ!最近のゾンビは知らんが、彼らって泳げないらしいね。

っていうか、
世界各国ゾンビだらけで、もうご勘弁。
日本のアニメまで浸透してたからなあ~、ゾンビの増殖は侮れませんがな~。(^◇^;)

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「テロリストのゲーム」

2016-04-29 20:48:10 | ドイツ映画&ドラマ

Labirent 2011年 ドイツ・トルコ作品

監督 トルガ・オルネック
出演 ティムシン・エセン メルテム・カンブール サーブ・アヤヤ リサ・コカオグル

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
カメラの前に座り動画を撮影している一人の男。ハサン・ヌ・カン、28歳。それはこれから起こすテロへの犯行声明だった。
トルコ、イスタンブール。
爆弾を巻き付けたハサンが、ビルの前へ来る。そして、爆発させた。その様子を誰かが撮影しているのだった。
トルコ国家情報局。イスタンブール支局。
フィクレットは、自分が昔行った作戦を思いだしていた。その時に協力してくれた人物は彼らに誘拐されてしまい、今となっては生死も分からない。無事でいてくれているだろうか?
そんな思いを抱きながら、彼は今、テロ組織の動向を、現在の協力者と共に探っていた。
爆弾テロを起こしたハサンと同じ大学の生徒の協力者。フィクレットが何故に分からなかったのかと問い詰めると、何人もいる生徒の中で、そこまで分かる訳がないと言い張った。
そんな時、ドイツにいる潜入捜査官が殺されてしまった。誰かが、逆に情報を流しているとしか思えない。
しかし、こちらにも重要な情報が入ってくる。
それは、協力者の兄で、直接テロに関与していた人物が恐くなって逃げ出して来たのだ。
その情報を元に今度こそ、テロを未然に防ごうとする、フィクレットだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
現在、治安が悪化していると言われているトルコ、イスタンブール。
数年前は、ドイツドラマ「アラーム・フォー・コブラ11」のロケ地だったのになあ。
映画「98時間 リベンジ」でも使われていた記憶があるけども。

個人的に、テロ行為が嫌な理由は、無差別という事と、自爆が多いと言うこと。
そして、実行犯などに、学生や若い人が多いこと。
そこまで洗脳されてしまう、人の弱さが一番恐かったりするのだ。
信じる者は救われる?
神様だってそんな風に利用されてるって分かってたら、悲しむと思うんだけどなあ~。

大概のパターンで
情報漏れを疑る時は、大概、裏切り者は同僚だったりする。それも、意外と身近な人物。

途中でだろうなあ~とはおもったけども。

あの女性刑事のレイハンは、むっちゃ格好良かった~。
子持ちのシングルマザーだったけど、腕っ節もいいし、美人だし、フィクレットと一緒になればいいのに~と思えたしね。

ラストは、悲しかった。まあねえ、あの人がギリ助かったとなれば~と思ったから、半分は分かってはいたけども。(>_<)

悲劇の後で希望があるのは、ドイツ作品の定番な展開。

まじで、
早くヨーロッパの治安がよくなるといいなあ。
テロなんて、暴力に訴えるほど世の中は悪化していくだけだって、分かった欲しいなあ。 

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「血の伯爵夫人」

2016-04-28 09:23:36 | ドイツ映画&ドラマ

The Countess    2009年 ドイツ・フランス作品

監督 ジュリー・デルビー
主演 ジュリー・デルビー ダニエル・ブリュール ウイリアム・ハート アナマリア・マリンカ セバスチャン・ブロンベルグ フレデリック・ラウ 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
エルジェベート(エリザベート)・バートリー伯爵夫人の人生に基づく。
青年が墓参りをしている。
彼は「歴史は勝者側からのみ語られる。」とつぶやき、ふとバートリー夫人の歴史を自分との記憶と共に思い返すのだった。
1956年、ハンガリーの名家に生まれたエルジュベートは、その時からF・ナーダジュディとの政略結婚が決っていた。
幼い時から無情で探究心が強かった彼女。
成長し、年頃になったエルジュベートは、使用人と恋に落ち、子供を産むも、相手は殺され、子供は取り上げられてしまうのだった。
後に、予定通り結婚し、荘園を管理。
夫も出世し国王に金を貸すぐらい財産を殖やしたが、夫が急死。その直後に出会った青年、イシュトヴァンに夢中になってしまう彼女。
彼の父親は、息子を彼女から遠ざけると共に、その恋心を利用するのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)

そこまでして、若さを保ちたいとは、女心は恐い。
美魔女もびっくりの若返り方法。
今では、いろんなものが発売されてるが、当時は、そういう考えしか浮かばなかったのかもしれない。
まあねえ、
10歳も年下に恋すれば、分からない訳でもないけども・・・。

きっと屋敷全体や、伯爵夫人自身も異臭を放っていたと思うのだが。( ̄。 ̄;) 
周りは気がつかなかったのかな?

いろんな愛の形があっていいが、いじめられて好むってどんな感覚なの?
分からないわ~。

ダニエル・ブリュールは、彼女に惚れられる青年イシュトヴァン。
こちとら、若気の至りのように感じたが、彼は本気だった様子。
でも、
10歳も上の未亡人に惚れたなんて言われても、やぱり両親は反対するし、遠ざけるのはごもっとも。
だが、相手の恋心を利用するのはなあ~行き過ぎじゃないか?まあ、金持ちの鼻持ちならないご婦人なら、致し方ないかもしれないけどね。(^◇^;)

何故か分からないが、絶対こういうのの犠牲になるのは、生粋の少女なんだよね。
その固定観念は、どこからくるんだろう?
男性のそういうのって聞いた事がないし。(生粋の少年)
どこぞの宗教関係本に掲載されてるんですかね?

オープニングのセリフではないが、
歴史ってそういえば、勝者側からしか描かれてない気がする。
敗者側が語ると、単なる言い訳としか、思えないからかも。負けから学ぶ事って多くあると思うのだが。

勝者が正しいなんて、その固定観念もどこからきたんだろうなあ~。(^◇^;)

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「やさしい本泥棒」

2016-04-27 07:16:14 | ドイツ映画&ドラマ

The Book Thief   2013年 ドイツ・アメリカ作品

監督 ブライアン・バーシヴァル
出演 ジェフリー・ラッシュ エミリー・ワトソン ソフィ・ネリッセ ベン・シュネッツァー カリーナ・ヴィーゼ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「人はいつか死ぬ。それは動かぬ事実。あがいても永遠には生きられないのだ。その時が来たら、ジタバタしないほうがいい。」
雪の中、走っている列車の座席で、母親に抱っこされている赤ん坊の様子がおかしいと感じ始めるリーゼル。
案の序、弟は死んでいた。彼の葬儀の後、誰かが落とした本を何気に拾う彼女。
実は、母親は二人を養子に出す予定だったのだ。結果的にリーゼルだけが、ハンスとローゼ夫婦の養子となった。
ローゼは冷たかったが、ハンスは、リーゼルの持っている本を見て、読めるようにと地下室を勉強部屋にしてくれた。
そんなある日の事。
恩人の息子だというユダヤ人のマックスを匿う事になったハンス。
そこへ、ドイツ軍兵士がやって来て・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
実際の話で、主人公のリーゼルは、90歳まで長生きしたそうだ。

邦題の「本泥棒」とは、
厳密にいうと、母親の仕事のお客様で、ドイツ人の金持ちの家の本棚から本を借りて読んでいたという事。
あくまでも、盗むのではなく、借りていた。
そのドイツ人の金持ちの奥様は、すっごくいい人だったんだよね~。

自分も本が好きで、
今は電子書籍が支流になりつつあるけども個人的には、あの紙の本が好きなので未だに電子書籍で読んだ事がないのだ。
読んだページ数が電子でも分かると教えられたが、分厚い本に挟むしおりの位置で、ここまで読んだぞという達成感が好きだったりするからちょっと敬遠してしまうのだ。
あとは、ページをめくる感覚。
そりゃ~電子でもめくれば音がしたり、それ風な画面になるとはいえ、味気ない。
だけど、見やすい文字の大きさになるのは魅力的ではあるが、まだお陰様で普通の視力で見れるので、それはまだ必要ないし・・・。

さて、そんな読書の話しよりも映画の方へ。(~_~;)
ドイツ関係の戦争ものといえば、大概、このユダヤ人狩りうんぬんは関係してくる。
なので、マックスが発見されてしまうのかとドキドキしたし、彼が病気になってときは、まじでどうしようとも思った。
だけど、以外と切り抜けられる。
一安心した途端に・・・。

一連のパターンでラストは予測がつくが、
でも、実際にそうなると、ショックというか、今回はむっちゃショックだった。
そんな~って感じで。(>_<)

忘れそうでしたが、
自分の大好きなドイツドラマ「アラーム・フォー・コブラ11」で主人公ゼミルの妻アンドレアを演じている、カリーナ・ヴィーゼがお隣のお母さん、バルバラの役で出演していた。
子だくさんのママ役。
その子供の一人がリーゼルが好きで、彼は子供なのに、いっつも好きだ~好きだ~と言ってる男の子だったのだ。
その子も、すっごく良い子だったんだけど~。

是非とも鑑賞して欲しい1本です。

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「危険なメソッド」

2016-04-26 09:31:58 | ドイツ映画&ドラマ

A Dangerous Method  2011年 イギリス・ドイツ・カナダ・スイス作品

監督 デヴィッド・クローネンバーグ
出演 キーラ・ナイトレイ ヴィゴ・モーテンセン マイケル・ファスベンダー ヴァンサン・カッセル 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
馬車の中、暴れている女性。
ブルクヘルツリ病院、1904年8月17日。ロシア人、サビーナ・シュビールラインは、カール・ダスタフ・ユングの患者となり、彼の治療を受ける事になった。彼は、何をする訳でもなく、彼女の後ろに座り、彼女の言い分だけをタダ聞くだけの治療を始めた。
そして、2年後。1906年3月3日。オーストリアのウィーン。
同じ研究者であり尊敬しているフロイトに会いに来たユングは、一人預かって欲しい人物がいると、彼から頼まれてしまう。グロス博士というその人物は、自分達と同じ医療の分野の研究をしているが、彼自身が薬物中毒であまり参考にならないのだという。
そんなある日。
ユングは、サビーナとの関係に、患者と医師という垣根を越えてしまった。
それをフロイトに見透かされ、彼との子弟関係が崩れ始めるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今月から、この第4週目は、ドイツ映画&ドラマの感想日記を掲載していきます。

まずは、共同製作のこの作品から。

心理学の本を読むと、時折、出てくるこの二人の名前。
まったく、別々に研究していたかと思いきや、共通点というか接点があったらしい。

この作品からしか内容を把握してないが、どうも、フロイトは、ユングに自分の意志を継いで欲しかったみたい。
だが、考えが違ってきちゃってそれを断念したというような感じらしいのだ。

個人的に、
人は根本的には変わらないとしても、ある程度、考えうんぬんは変わって行くと思われるので、研究の後を継いでもらうみたいな考えには賛成出来ない。
基本、他人なのだから、自分の思った通りに研究をしてくれる訳でもないし、逆に、イライラしてしまう気がするのだ。
(そうじゃないんだ~的に)

スタート地点が同じだったとしても、選択の有無、育った環境などにより、まるっきり同じにはならない。
二人は基本的に、育った環境などが違って、価値観が初めからずれていたのではないかと、関係が崩れた時に思ったのだ。

まあ、なんだかんだの男女関係にも似たような感じと言えば分かるだろうか?(^◇^;)

医師と患者の関係だったのに~の展開はベタだけど、ちょっとがっくりもした。
もしかしたら、彼女から彼自身もなにやら影響を受けたのかもしれないけども・・・。

スパイス的に出てきたカッセル=グロス博士。
もう少し何かあるかと思ったら何もなく、ちょっと拍子抜け。

まあ、キーラ嬢のあの演技を見てると脱帽だしね。だけど、時には、とびっきりの彼女の笑顔が見たいわ~。

案外、ぐずぐずした役が多い、ファスペンダー。
この春公開されたボイル監督の「スティーブン・ジョブズ」だとどんな感じだったんだろう?
どうしても、映画館で見れなかったら早くDVDで観賞したいな~。

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「チャーリーはスーパーカー」

2015-10-30 11:55:40 | ドイツ映画&ドラマ

Das total verrückte Wunderauto 2006年 ドイツTVスペシャル

監督 ミヒャエル・カレン
出演 ニキータ・ヴォクルカ バーナビー・メッチェラット ヘニー・リーンツ クリフトフ・マリア・ヘルプスト(声)

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
フリックスは家の前で待っていた。自分の誕生日に兄チャーリーが迎えに来てくれる事を信じて。
しかし、この5年来る気配もない。そして、今年もダメだった。里親は冷たく、チャーリーにはお構いなしで出掛けてしまう。
見かねた近所の老人ラスムスが、フェリックスにPCノートをプレセントしてくれた。彼は、兄の行方を捜そうと家のネットにつなぐ。すると、ネズミがイタズラをして、何かをダウンロードした。
一方、人間のサポートをするロボットを開発していたアンナは、自分のPCに不正アクセスがあり、ダウンロードされている事に気がつく。なんとかそのハッカーを探しだそうと出掛けるのだった。
同じ時、フェリックスは、修理途中の車がしゃべりだした事に驚く。彼は、チャーリー2号と車に名付け、兄チャーリーを探す旅に出掛けるのだった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
これまた、ほのぼのファミリー作品。
偶然ネズミがノートパソコンのキーボードの上を走り回った為にダウンロードに成功してしまう。
それも、人工知能。
アンナは、人助けの為に開発していたが、その会社では実は~と言う展開も含まれているのだ。

元来、ロボットうんぬん大好き人間の自分は、すんなりこの作品も見れた。
なんでもありのCG使いだったが、なかなか、良かったよ。(^_^)v

そうそう、目的は、
最近のコブラ11にゲスト出演した、バーナビー・メッチェラット。
ロマン・デュリス君の「スペニッシュ・アパートメント」で、友人のドイツ人を演じていたは俳優さんなのだ。
ちょっとだらしない、情けない兄ちゃん、チャーリーが、彼。
でも、すっごく似合ってたし、弟思いなのもよかったよ。
やさしい感じも素敵だったかな。

ドイツ作品の特徴、「悲劇の後に希望を残す」というオチが久々に凄かった。
あれは、ちょいビックリ。

強引だけど、まあ、ファミリー向けだからね。

実は、密かに、ロボットが欲しいと思っている、ich。
それが日常になるのは、あと何年先なんだろう?

それまで、きっと、生きてないな~自分。(^◇^;)

 

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「キッズレーサー 魔法のメダルと秘密のサーキット」

2015-10-29 23:06:30 | ドイツ映画&ドラマ

V8 - Du willst der Beste sein  2013年 ドイツ作品

監督 ヨアヒム・マザネック
出演 ゲオルク・スルツァ- マヤ・ラウターバッハ ザムエル・ヤーコブ クララ・メルケル ミナ・ダンテル アダム・ボウスドウコス ハイナー・ラウターバッハ

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
デビット・ミッシェルは呟く。南の通りでは、昔から子供達がストリートレースをしていると。
人気のない事を確認して、路上レースを始める子供達。だが、1人の警官はそれを見逃してはいなかった。
だが、この時のデビットは、そのレースの存在さえも知らなかった。
10歳の彼は、将来レーサーになる事を夢見て、レーシングカーを買うために夏休み入ってすぐにバイトを3つ掛け持ちすることにしていた。だが同時に、、両親からは、一風変わった妹ルカの面倒も頼まれてしまうのだった。妹は、女の子なのに、ダイヤモンドあなぐまマンという男の子だと思い込んで譲らない。
とにかく、妹を連れ、1つ目のバイトへと急ぐデビット。しかし、上手く行かず、2つ目も3つ目もダメだった。
そんな時、橋でストリートレースを見かける。
彼らが通った後には、コインが落ちていた。拾うとそれは、キャッスルレースへの招待状だった。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
ストリートレースが良いか悪いかはともかく、子供達の夢物語のようなお話だった。
メカに強い少女とか、金持ちのぼんぼんとか。
なんたって、変わった妹だ。自分をあなぐまマンだと言い張るのだ。
まあ、それに近い、年少期を通ってきた自分には、なんとも複雑な気分になったけども・・・。(^◇^;)
子役の中でもそういう役ってなかなか、演技力がないと出来ないのだと思うが、
 なんと演じていたマヤ・ラウターバッハちゃんは、あのハイナー・ラウターバッハの娘さんだったのだ!

ドイツは、恥ずかしげもなく、娘との共演をするものなの?
親子の役ではなかったが、直接絡みもなかったけども、父娘共演を果たしていたのだ。

ティル君もそうだし、アタライだって、共演してる。それとも、子役不足なのかな?(そんな事はないと思うけども・・・)

実は観賞しようと思ったのは、あの「ソウル・キッチン」に出演していた、アダム・ボウスドウコスが出演していたからだ。
どんな役かと思ったら、デビットとルカのパパだった!
普通の優しいパパさんだった。何となくだけど、落ち着いたんだなあ~なんて思ってしまった。

そうそう、逆に、ミナ・ダンテルが変わった役柄だった。

ラウターバッハ(パパの方)は、いつも通り、鼻持ちならない金持ちの威厳たっぷりの父親だったけどね。

思い切り、子供を対象にした、リリースしたらしく、日本版は吹き替えのみだった。
だけど、直接子供がこの作品に飛びつくかというと微妙だと思う。親だって、発見するのは難しいよ。
まあ、日本版になっただけありがたいかな?
そうそう、続編が今年作られるらしいのだけど、また、日本版になってくれるかな?
ちょっと楽しみではあるんだけどね。

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「雪の女王」

2015-10-28 09:36:13 | ドイツ映画&ドラマ

Die Schneekönigin  2014年 ドイツ・フィンランドTVスペシャル(ZDF)

監督 カローラ・ハトップ
出演 フローラ・リ・ティーマン クリスト・フェレキック リンダ・ツィアクス

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
冬支度に、蒔きを家の中へ運んでいるゲルダ。その様子を高い場所から眺めるカイ。
カイは、幼なじみのゲルダを喜ばせたくて、密かに温室を作り、バラを咲かせていたのだ。そして、ゲルダにその場所を見せると、とても喜んでくれた。
そんなある日。
温室の様子を見に行ったカイは、雪の女王に出会い、魅了されてしまう。そして、彼女と共に北の宮殿に行ってしまった。
ゲルダはひどい状態になった温室を見つけ、カイが雪の女王に連れ去られた事を知る。
実はゲルダは、おばあさんから恐ろしい雪の女王の事を聞いていたのだ。
彼女に3回キスされると、永遠に凍りつき死んでしまうと。
カイを探しに旅に出たゲルダ。
途中、草木と話せるフローラに会い、北の宮殿の場所を聞くのだが・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
調べたら、原作は、アンデルセン物語なのだそうだ。そして、あのアニメ「アナと雪の女王」の原点。

それにしても、この物語が、あんな物語になるとは・・・。(~_~;) 想像も付きません。

さて、本編だが。
雪の宮殿が、むっちゃ寒そうだった。実際に寒いかも?と思わせるセット。
本物の氷とかではないとは思うのだけどね。

だって、カイも女王も、唇の色があのチアノーゼ状態だったんだもの~。(~_~;) 
暖かくしてあげて~なんて途中から思ってしまったよ。

ゲルダの冒険(あれ?どっかのゲームソフトの名前に似てる?)は、ありきたりというか、児童文学の典型的な展開。
森の盗賊に捕まったり、親切な貴族に大切にされたり。
そうそう、草木としゃべれるフローラは、まさしくファンタジーだったけどね。

それなりに、面白いが、「アナ~」みたいな展開を期待してると拍子抜けする事は確か。

ドイツドラマっぽいのは、合格点だったけどね。

 

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