麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

アジアンダスト~大地の七日目

2006年10月06日 | 東演
 台風は熱帯低気圧に変わったものの、日本列島が巨大な雨雲に覆われて、すごい雨量です。
皆様、くれぐれもお気をつけください。

 さて『大地のカケラ』の劇中には黄砂が吹いています。
 気象庁のHPから引用させていただくと・・・

 “黄砂現象とは東アジアの砂漠域や黄土地帯から強風により
  大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊しつつ降下する現象”

 ・・・ってもので日本の広い範囲に降下するのだとか。
 僕は、九州の大陸に向いたあたり(福岡、佐賀、長崎)ってイメージだったが、座内で黄砂談義になったら、日本海側でしょ!って声が多かった。
 が、自ら体験したって人は少なかったナ。

 中国で「黄砂(ファンシャ)」、韓国で「ファンサ」と呼ばれるそれは、けれど近年、増加傾向にあって、それは過剰な放牧や耕地拡大が原因とも言われている(このあたりは、フリー百科事典『ウィキペディア』参照)。

 実は『大地のカケラ』、企画段階の仮題は『お伐採』というタイトルでした。
 環境問題も考えてるけど、真っ正面からじゃなくて、でも真剣に!的な。ちょっととぼけた社会派路線で、個人的には気に入っていたけれど・・・。
 舞台が遺跡発掘現場から、廃校になった高校の美術室になり、そこにはタイムカプセルに古い老木に・・・と、その姿が鮮明になるにつれて、今のタイトルになったのだ!

 そんな“黄砂”の降る春の、とある町で、15年の時を隔てた人々の心の“交差”を描く『大地のカケラ』も残すところ4ステージとなりました。

 既にご観劇いいただいた皆様、ありがとうございます。
 これからの方々、期待に胸膨らませてご来場ください。

                             
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ハーフ~大地の五・六日目

2006年10月05日 | 東演
 ここ数年、パラータでの公演は、土曜から翌週の日曜までの9ステージが定番です。が、この『大地のカケラ』は10/9月曜日が体育の日…祝日ならやっちゃおう!と。また、文化庁の次世代を担う演劇人を育成するプロジェクトの要件を考えれば、少しでも多く板を踏ませた方が良い、とも。さらには、個人的に僕の東演入団10周年ってことなんかも鑑みて、上演数を10回にしてみました。
 普段は新劇に縁のないジャブジャブサーキットファンなども取り込む狙いもあったりして。

 で。いわゆる芝居でいうところの仲日が、昨日今日の5ステ目6ステ目です。
 ゴルフなら、ここでクラブハウスで一息というところだけど、この公演で言えば、ラスト3ステージがマチネ3連発なので、今日明日の7:30開演で少しのんびりしたら、あとはあっという間に千秋楽…って感覚でしょう!

 若手主体のキャストに、スタッフも若い座組がヒトツキ半前に集まって、作品創りの時間そのものも本当、一炊の夢みたいな感があるのだが…もっとネ

 昨日は第122回公演『浄瑠璃の庭』の作者、藤井貴里彦氏が遠く宮崎から駆けつけてくれました。以前にも書きましたが、彼を見出したのが、本作『大地のカケラ』の作家・はせひろいち氏であり、そのみやざき演劇祭短編戯曲賞・最優秀賞受賞作品『百円野菜』は、この夏にも、はせ氏の演出で上演されています(7/31~8/6)。

 そんな縁も、この『大地のカケラ』の出来上がるひとつのカケラになっているのだ。

 そうそう。そのはせさんの最新作『歪みたがる隊列』が昨日、初日を開けました。千秋楽は『大地~』と同じ10/9(祝)です。場所は、フランチャイズの七ツ寺共同スタジオ(名古屋)です。
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パワー&フラグメント~大地の四日目

2006年10月03日 | 東演
   好評のうちに今夜2度目のソワレ。
   4ステージ目になります。

お電話やFAXで「『大地のチカラ』のチケットお願いします」
と、今回よく言われます。

大地のカケラ
大地のチカラ    確かに似てはいる・・・。
            カタカナだとね。
            どっちも「カ」と「ラ」があって。
            「ケ」と「チ」もなんかカタチがね。

お、それも似ているな・・・大地のカタチ
               大地のカケラ
               大地のチカラ
               大地のオカラ
               大地のサカナ・・・
でも、
間違われるのは
必ずチカラだ。
          漢字にすると、大地の欠片
                   大地の力

 「力」は片仮名の「カ」と区別つかないなあ・・・。

    意味的には、力=強いもの、欠片=弱いものと、
    反対な感じがするのだが・・・。

ただ。
「癒劇」と以前書いたけれど、
『大地のカケラ』は、なかなかどうして力強い作品でもあるのダ。

今日は、
   ちょっと現代詩風のレイアウトで迫ってみました。




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インパクト~大地の二・三日目

2006年10月02日 | 東演
 ディープインパクトが3位に!
 そんな中、東演は『大地のカケラ』三日目を迎えた。

 昨日は、10/5に自ら代表を務めるジャブジャブサーキットの本番を控えながら、はせひろいちさんが岐阜から駆けつけてくれた!
 トンボ帰りで夜の稽古・・・という強行軍で

 その芝居とは

 劇団ジャブジャブサーキット第45回公演
 『歪みたがる隊列』作・演出/はせひろいち
 10/5~9 七ツ寺共同スタジオ(名古屋)
 10/21~22 北九州芸術劇場・小劇場(北九州)
 11/2~5 精華小劇場(大阪)
 11/16~19 こまばアゴラ劇場(東京)

 普段は、はせさんの作演出、ジャブジャブの面々が演じる芝居を観る側なのに、はせさんのホンを弊団の役者が演るのを観られるというのは・・・何ともコソバユいものだった。

 そんな個人の思いとは別に、客席には静かだが確かなインパクトを与えているようだ。
 
 朝まで降っていた雨も何とかあがって、間もなく3ステージ目の幕が開く。

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