麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ちいさな種、咲いた

2006年10月16日 | 東演
「ちいさな種、咲いた」
・・・日本語としてはおかしな、あるいは詩的な文学表現ならありでしょうか?

 昨年の「60年目の夏」※を観た一人の男性が『朗読劇/月光の夏』を地元・市川でも多くの人に観て欲しいと始まった“ちいさな種”が、昨日仲間達とともに幾多の難関を乗り越えて、観客たちと“大きな花”を咲かせた・・・という話の、簡略したものなのです、実は。

   ※「60年目の夏」=戦後60周年の昨年、紀伊國屋ホールで、
    東演、青年座、関西芸術座がそれぞれ平和を希求した作品
    で競演した企画。

 市川の中心、本八幡。市役所などが集まるJR駅の北側、国の特別天然記念物・千本公孫樹のある葛飾八幡宮のすぐ手前(というか敷地内って感じだ)にある「市川市市民会館」で行われた「ピアノソナタ月光による朗読劇/月光の夏』は、予定していた市川在住のピアニストが急病で倒れるというハプニングの中、佐賀から植田伸子さんに飛んで来ていただき、14時に開演した。開場は13時半、ところが13時頃からぽつぽつ人が集まりだして、開場の頃には自動ドアの外、八幡様の参道にまで長蛇の列が出来るほどに、会場は期待と熱気に包まれていた。

 いわゆる基礎票の見込める団体ではない「市川グリーンネット」という任意の集まりの中、一人ひとりが額に汗して広げた結果に、深い感謝と敬意を強く抱いた。

 以前にも少し触れたが05年度から始まった、市民税の一部で市民達の活動を応援する全国初の試み「市川市1%支援事業」の一環であり、そのため料金は破格の1500円。そのため家族揃っての観劇という方達も多かったようだ・・・。

 圧倒的な集中力を持って観劇いただき、そのエネルギーを受けて役者達も乗って芝居ができた!
 駅の反対側、市川市文化会館ではゴマキのコンサートが行われていたらしいが、それに負けない(?)熱いライブになった!!! 

 終演後、役者の一部と植田さん、主催者側の方々と交流会をしたが「無事終わってほっとしたけれど、900の小屋を一杯にできなかったのは悔しいし、こんな素晴らしい舞台をもっと多くの人に観てもらうべき!とお客様からも言われたので、これをゴールと思わず、最初の一歩として次につなげたい」と、さらに嬉しい言葉も聞かれた。

 小さな種から花が咲き、それが実となって、次の種を弾かせる。

 市川は勿論、『月光の夏』で東演が全国を一歩一歩あるく中で、関わった皆様から聞く声であり、我々も求めることである。

 この後、11月11日の福岡を皮切りに九州を回る『月光の夏』・・・ピアノと織りなすドラマリーディングの旅はまだまだ続く。。。

                           

たまには真面目なブログだって、書く。

 

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