土曜日をオフにした『私もカトリーヌ・ドヌーヴ』。
来週の月曜日にはいよいよ劇場入り。
ピエール・ノットの演出が細にいってきた。
これまでは役者の生理を優先させる
創り方に見えた。…逆にいえば、
この間に役者の特性を理解して
個々に合ったディレクションをつける段階に。
「もっとカトリーヌ・ドヌーヴのように
爪先まで美しさにこだわって靴を履いて」
「座ってから鞄を置くのではなく、
置いてから座って」というような
具体行為的な指示もあれば、
「ここは二匹の蛇が向かいあって
戦争が始まるシーンです」という
イメージとしてのサジェッションが交錯。
そしてシーンの進行中に演出席を離れ、
台詞を発していない役者のところに行き、
ちょっとしたアドバイスをすることも増えた。
悪戯小僧がそーっと仕掛けにいくような
お茶目感が、そのピエールの動きにはある。
実にチャーミング
そんな稽古場に、昨日はカメラマンの
森田貢造さんがいらして撮影を。
(冒頭の写真も宣伝用に撮っていただいた中の
一葉~at浅草ライオンビル)
舞台監督・藤森さんは小道具を作りながら
稽古を見守ります。
役者もスタッフもギアを入れ替えて、
本番を見すえております。
てな流れから・・・本日は
豪華スタッフ陣のクレジットを添えて
筆を置きましょう。
作・演出・美術・作曲/ピエール・ノット
翻訳/簗瀬真知子・ラヴォー
翻訳協力/八木雅子
演出通訳・演出助手/山上優
歌詞アレンジ/山口絢
衣裳/藤井ミチル、舞台監督/藤森條次
照明/佐々木真喜子(ファクター)
音響/川口博(フリーランスオフィス)
宣伝美術画/ザビエル・ドゥヴォー
宣伝美術デザイン/林克彦
写真/森田貢造、ビデオ撮影/長田直也
制作助手/近藤寿美子(友情参加)
制作/高橋俊也(THEATRE-THEATER)
製作/「私もカトリーヌ・ドヌーヴ」を上演する会