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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

カミノヒダリテ

2021年12月01日 | 俳優座

A  Happy  New  Year

本年も宜しくご指導ご鞭撻ください。

 

 

さて、横文字の挨拶と門松やお餅が不似合いだと

私自身も思いつつ、あえて選択にいたったのは、

いよいよ1月7日に開幕する

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』

(作/ロバート・アスキンス、翻訳・演出/田中壮太郎、

 於/俳優座5階稽古場、時/1月16日迄)が

二律背反、、、おっと、アメリカの作品で

トニー賞五部門にノミネートされた視点で言えば

アンビバレントというべきだろうか、、、な

世界観を有した舞台だから、なのです。

 

渡辺聡は牧師役。

わりと良い人を演じる彼が、今回も敬虔な……に

なるかならないかは見てのお楽しみ。

 

小泉将臣、森山智寛、後藤佑里奈は

ティーンエイジャーを演じ、

写真/上=小泉、中=森山、下=後藤(右)

 

福原まゆみは、復帰作となる。

 

わずか五人の役者による濃厚な1時間30分(休憩なし)

 

   

 

元日から芝居の宣伝とは、今年も演劇まみれの

365日になるのか?

 

皆様には息災ない一年でありますように。

 

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自分の耳

2021年11月27日 | 俳優座

劇団俳優座の文藝演出部の新星中村圭吾

演出発表会がいよいよ明けて今日開幕する。

 

『自分の耳』作者のピーター・シェーファーは、

2001年「サー」の称号を得た英国の劇作家で

16年に人生を全うしている。 享年90才。

 

81年にトニー賞受賞の『アマデウス』(初演は79年。

映画化されたシナリオもシェーファ―が担当)のほか

『ブラック・コメディ』等多くの名作を残している。

 

出演は、田中孝宗、 森永友基、増田あかね。

本日19:00、明日28日14:00の2回公演。

苦味のあるシェーファーらしい作品だ。

 

森永は、来月8日開幕の「Nana Produce Vol.17」

『莫逆の犬』も控え、稽古を並行しながらこの主演に挑んだ。

 

 

と、ここから余談。

昨日、近所のスーパーで買い物をしたら……

ポイントが2222とぞろ目に!

(カミノヒダリテの台本に載せて撮ってみた)

『自分の耳』の幸運の兆しだろうか、、、

 

 

さらに余談。

出演者三人の『自分の耳』に、名前だけ

(厳密にいえば写真として)登場するのがラヴィニア

・・・たまさかだが、かみさんの主宰する演劇ユニット名が

ラヴィニアだったりして、かつこの金曜日に、

次回パフォーマンスの撮影をしたらしい。

 

 

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見て、光のだ。

2021年11月23日 | 俳優座

「パパ、絶対このあたりに落としたんだってばー」

「わかった、わかった。ゆっくりよく見て探そ」

「うん。こーゆークタムラとかにあるかもね」

「ク・サ・ム・ラ」

「く・さ・む・ら?」

「そう。光、気を付けろよ、蛇とかいるかもだから」

「うん。きヨつける。パパはあっちがわ探して」

「よし」

「あ! パパ、あった光のだ、見て」

 

ヒカリノダミテ

カミノヒダリテ

 

 

アナグラムのまくらに続いては、あらすじです。

舞台は米国テキサス州、サイプレスの教会の地下室。

夫をなくしたばかりのマージェリー(福原まゆみ)は

牧師(渡辺聡)の勧めでパペット劇のクラスを持つ。

気弱な彼女の息子ジェイソン(森山智寛)は

普段からパペットのタイロンが話し相手だ。

その左手のパペットが、ある晩、悪魔的に喋りはじめる。

驚いたのは一緒にいたジェシカ(後藤祐里奈)……

 

悪魔という存在を介し「信仰」の本質を問う

ブラックコメディー。出演者は5名。

左上=福原、右上=渡辺、中左=森山、中右=後藤。

下左=小泉将臣、下右=田中壮太郎(翻訳・演出)

 

小泉はティモシー役。エキセントリックなマセガキ。

 

追記

サイプラスはテキサス以外にも、フロリダ州、

イリノイ州、カリフォルニア州にもあり、

加州のサイプラスは、タイガー・ウッズの出身地

 

詳しくはこちら。

https://lm.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fhaiyuza.net%2Fperformance-2-2%2Fkaminohidarite%2F%3Ffbclid%3DIwAR33NB8P86VqCoub82QTcmhjYJnd8xg43Q43-vb3N4Lq9Ks5vnWdv_xtIkI&h=AT22joUeIKwo9HAQAIOSLXcnbMT2eXoM38eF1idXMShH3PEKZqacBRBztbXIxHyil_E_2f3UHiQDB6WuLxGEw0HgSU2up_4EetbW7bujF5Z2MjM6VFvIiI2zSuTFA7NHkxIefan4dX4REBrGp9xVGMRcuRy8AdYXZlsBWg

 

 

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蓑田かリヒテ

2021年11月18日 | 俳優座

「さあ、残り時間15分となりました。

解説の棚家さん、ベンチ動きますか?」

「はい、左サイド足が止まってますからね、

スピードのある蓑田あたり入れて活性化、

或いは思い切ってトップに高さのあるリヒテ、

前節オーストリアから来て、やはりこの時間帯

投入されて初ゴールを決めましたからね…」

「なるほど、蓑田かリヒテですね」

 

ミノダカリヒテ

カミノヒダリテ

 

 

東京は秋も深まり、というか、もう冬でしょうか?

そんな時節、俳優座は来年早々の公演準備に入っています。

アメリカの戯曲『カミノヒダリテ』。

このブログもしばらくはその話題が中心になります。

 

14日閉幕したNo.348『面と向かって』では

「向かって」をキーワードにタイトルを展開しました。

今回はアナグラムで行きたいと思います。

で、どこ公演も、概ね初回は概要をお届けしています。

本日は筆者が個人的にお休みだったので

近所の公園の写真、からの、公演情報で・・・

 

 

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』

作/ロバート・アスキンス

翻訳・演出/田中壮太郎

出演/渡辺聡、福原まゆみ、小泉将臣、森山智寛、後藤佑里奈

2022年1月7日(金)~ 1月16日(日) 全12回

俳優座5階稽古場

美術/竹邊奈津子 照明/桜井真澄 音響/木内拓 

衣裳/吉原顕乃 演出助手/和田沙緒里 舞台監督/宮下卓 

 

タイムテーブル

1月7日(金)19:00 8日(土)14:00/19:00☆

9日(日)14:00☆ 10日(月)14:00 11日(火)19:00

12日(水)14:00 13日(木)14:00/19:00★ 14日(金)14:00

15日(土)14:00〇 16日(日)14:00

☆アフタートーク ★プレトーク 〇バックステージイベント

 

チケット 一般5500円 シニア5000円 学生3850円

ハンディキャップ3300円

 

あらすじなどについてはあらためて。

 

 

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楽に向かって

2021年11月15日 | 俳優座

楽に向かって……と書くと、楽をする方に向かうと

思われかねないけれども

演劇界的にいえば、「楽」は千秋楽の略で、

劇団俳優座No.348『面と向かって』

(作/デヴィッド・ウィリアムソン、

翻訳/佐和田敬司、演出/森一)は

昨日、無事に全10ステージを終えることができた。

 

 

まだまだCOVID-19の不安のある中、

六本木まで足を運んでいただいた方、

ご支援ご声援を届けていただいた方、

多くの皆様に支えられて「修復的司法」の入口に

ご案内できたのではないかと……。

 

(以上3枚/撮影=小林万里)

 

10日水曜日に折り返し、と書いて、そこからは怒涛の後半戦。

その日は、加藤ちか氏を迎え舞台美術を中心のポストトーク、

翌日は瑞木和加子、塩山誠司、天明屋渚、辻井亮人でクロストーク、

12日は最後の夜公演、土曜日は佐和田敬司氏のプレトーク、

さらに終演後には早大佐和田ゼミの学生の皆様と

『面と向かって』演出および出演者の交流を十二分に距離をとって。

 

(写真左端が佐和田氏。舞台上に俳優座の面々)

 

そんなこんなで投稿が空いてしまったが、

公演はとても充実した時間となった。

 

実は明日から、早くも次回公演『カミノヒダリテ』の稽古が始まる・・・。

来年早々の舞台だ。フライヤー2種類で攻めます!

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平和に向かって

2021年11月10日 | 俳優座

劇団俳優座公演『面と向かって』全10ステージ。

昨夜、折り返しました。残すは5ステージ。

 

今日はバックステージイベント、

明日は三回目のアフタートークがある。

 

 

写真は8日のアフタートーク。

前日の7日、大学教授お二人の登壇に続き、

弁護士の西原和彦氏(写真中央)を招いて・・・。

氏は公益財団法人日本仲裁人協会でも活動。

 

おもには修復的司法、また仲裁と調停の違い等。

そして、今世界がこの「修復的司法」に注目していて、

紛争解決、ひいては世界平和の手法となるだろうと……。

 

実は、今回のタイトルを「調停に向かって」とし、

前述の違いについて、つまびらかにと考えていたのだが、

トークを聞いて変更した。

 

加藤ちか氏によるバックステージイベントは

どんな楽しい時間になるだろう?

 

 

〈オーストラリア版大岡裁き〉とも謳う本作。

お陰様でお褒めの言葉をいただいていますが、

「高校生など若い世代に薦めたい舞台」との声が

とても多い。

今後、そんな展開も視野に広げたい。

 

 

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仲裁に向かって

2021年11月07日 | 俳優座

2021年11月5日(金)、俳優座劇場で開幕した

劇団俳優座No.348『面と向かって』

(作:デヴッド・ウィリアムソン

翻訳:佐和田敬司 演出:森一)

 

凸型に飛び出した変形舞台に登場する人物たちも

一見ふつうだけれど、だんだん歪さが見えてくる……。

 

今日7日はアフタートークを開催。

演出の森を聞き手に、翻訳の佐和田氏、

そして法学者の高橋則夫教授(早稲田大学)にも

登壇いただいて、修復的司法の初歩の初歩を学んだ。

右から佐和田氏、高橋氏、そして弊団の森(上)

袖からのショット(下)

 

『面と向かって』はオーストラリアでは映画化もされた

ヒット作品である。

(2011年アンブレラエンターテインメント)

 

また本作の主人公で、調停人のジャック・マニングが

活躍する戯曲がシリーズ化されており、

第二弾『対話』もトークの中にこぼれ出て、

客席からは大きな拍手が湧き、嬉しかった。

 

明日もアフタートークが終演後に。

公益社団法人日本仲裁人協会から西原和彦氏を迎え、

森と、出演者の荒木真有美(下)の二人が聞き手に。

 

(撮影:若井なおみ)

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小屋入りに向かって

2021年11月03日 | 俳優座

小屋入りに向かってと題したが、

今日、小屋入りは果たした。

3日と4日、仕込~場当たりと準備を重ねて、

5日の開幕へ・・・

 

つまり昨日が稽古場での最終稽古だったわけだが

翻訳者の佐和田敬司氏も多忙のなか駆けつけて頂き、

良いピリオド……というよりカンマが正しいか?……を

打つことができた。

 

 

今日は文化の日。

その前日に届いたショッキングなニュースは

わらび座の民事再生法の適用申請。

COVID-19禍、演劇界にかかわらず多くの業界が

歯を食いしばってきたわけだけれど、

大きな組織にはその体躯の分、さらに厳しかったか……。

 

わらび座の拠点、田沢湖を二度訪れた。

劇場があり、ホテルを有し、地ビールをつくり、

それを振る舞うレストランもあった。

 

今回のことを詳しく語る立場にないので、

話を戻すけれど、触れずにはいられなかった件。

 

OGPイメージ

withコロナの舞台芸術へご支援を! 劇団俳優座「面と向かって」

劇団俳優座では、新型コロナウイルスの影響により、公演の中止・延期や席数制限による収入減、通常運営費に重ね感染防止対策による環境整備費負担増加...

Wonder Stream

 

そうそう、彼らは瞬時に1億円のクラウドファンディングを完遂したと聞く。

我々はささやかに・・・

今回は次の公演との関係もあって、あと16日と短期決戦。

興味のある方は、上記ワンダーストリームのページを参照ください。

 

舞台は11月5日から14日、10ステージ。

これもまた決して長い公演期間とはいえません。

芸術の秋・・・その選択肢のひとつに

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孟と向かって

2021年10月28日 | 俳優座

いよいよ『面と向かって』は本番まで一週間となった。

22日に二度目のPCR検査を終え全員陰性。

月曜からは「通し」を重ねている。

要は、頭からお尻まで止めずに行く稽古を主に。

勿論「主」だから、うまくいかなかった場面は戻して当たる。

それを、業界的には「抜き」と言ったりする。

 

 

ここで今日のブログの《孟》について解説を挟もう。

孟とは、はじめてのこども、兄弟の最年長といった意味。

 

劇団俳優座No.348『面と~』の主要な人物グレンもまた

〈初めての子供〉なのだ。

彼には妹がいる。が、本編彼女は登場しない。

劇中、母と子らの関係が横糸として効いてくる。

 

余談になるけれど《孟》の訓読みは「はじ―メ」

(ーカタカナは送り仮名)

本作で演出を務めるのは森一(もりはじめ)。

 

 

唐突に寿司。

これは新高岡駅のコンコースにあったオブジェ。

10/23付の弊ブログで書いたように、

この土日は中部北陸ブロックの総会だった。

 

そして『面と~』には北陸出身の役者が二人。

 

塩山誠司(上)と小田伸泰(下)

 

実は25日、稽古場風景を写真におさめた。

これから徐々にお披露目したいと思う。

 

 

末筆ながら今日のタイトル、当然「もうとむかって」になる。

ただ漢字の母国ではmengと発音。

単純に「メン」とはならず、aとОの中間のような音。

 

『面と向かって』も一見単純なようで奥深い作品だ!

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瞞と向かって

2021年10月21日 | 俳優座

劇団俳優座No.348『面と向かって』は一種の法廷劇、ともいえる。

修復的司法と言われる、仲裁人や調停人による、

いわゆる裁判所ではない場所で行われる「司法」。

 

人間は嘘をつく動物なので、本作でも様々な虚実が語られ、

けれど、そのディスカッションの中で糸は次第に解れていく。

 

稽古は日々、ディスカッションの活性化に明け暮れている。

 

 

人間は、と書いた。自然はウソをつかない。

が、10月も半ばを過ぎてまだ夏の名残り。

と思いきや、急激に秋めいた。

なんだか騙されているような心持ちだ。

 

さて、瞞という文字から多くの人が連想するのは、

欺瞞(ギマン)でしょう。

他の音読みはバンとモン。

訓は、だまスあざむクはジル

(カタカナは送り仮名)

だから。

今回のブログタイトルは「マンと向かって」で十分なのだが、

中国語の発音は【men】なので「メンと向かって」も成立する。

 

そうそう。

金券ショップに年賀状が売り出されていて。

個人的には「え、もうそんな時期?」と狐につままれたような

心持ちになったりもした。

 

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