麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

墓前報告

2021年12月22日 | 俳優座

千田是也(せんだこれや)

1904年7月15日生、1994年12月21日没

演出家、俳優、翻訳家。本名伊藤圀夫。

44年、東野栄治郎、小沢栄太郎、青山杉作、

岸輝子、東山千栄子ら10人の同人と劇団俳優座を旗揚げ。

 

 

千田の命日の21日、劇団代表岩崎加根子ら劇団員、

俳優座とゆかりのある方々で墓前へ。

17日に紀伊國屋演劇賞・団体賞受賞の吉報も伝えに。

 

*****

 

と書いたけれど私は参加していないのである。

そして一夜明けた水曜日。

朝、横断歩道で信号待ちをする父子がいて、

こどもが「ドレミの歌」を振付ありで歌っていた。

小さな声だったので、二人の横に並んで初めて気づいた。

ファはファイトのファーあたりで青。

向こう岸からはメガネを頭にずらして、

スマホを見ながら歩いてくる老眼の中年男性。

 

私の左には、無限の未来のある男児、

右には人生を折り返した男。

ゼブラ模様の中央ですれ違った。

 

歩みの遅いドレミの歌との距離が開いた頃、

東京芸術劇場の楽屋口に、私は達した。

金兵衛の軽トラが止まっていた。

主演俳優の差し入れだろうか……。

名前は知っているが、ついぞ口にしたことはない。

 

なぜか、♪ドドレミファソラシド

ドドシラソファミレド♪というメロディが脳内に。

 

*****

 

千田是也が眠るのは、染井霊園。

ほかに高村光太郎、二葉亭四迷、岡倉天心らの墓もある。

 

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