忘却への扉

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かんしんしたけど

2012-07-27 | 共に
 集会の帰りは山道よりは遠回りになるが道路を歩くことにした。数分の短い時間でも同じ道を一緒に歩く連れが居れば話もできる。でもすぐに1人になる。
 しばらく歩いてといると後ろから自動車のライトが近づいて来るのに気づき、道路端の草むらに避けた。なのに自動車は行き過ぎることなく私の横で止まった。
 同じ定例会に参加していた先輩で窓を下げ『(車に)乗らんか?』と顔を出し助手席を指差した。「ありがとう、歩くけん」彼も『そうか』と納得の言葉。なのに車は走り去らずに私の歩く速度に合わせて並んで動く。2人の話は終わらない。いろいろな話題に車に乗った方がよかったかなとも思う。
 世間話も混じり、『鼻のとこが白いいうたらタヌキやろかハクビシンやろか…』『夜に道路歩きよったら下から小さい光るもんが6つ並んで上がってきたがよ。よう見たら鼻が白かったけんな』
 「それやったらハクビシンやろ」その時は答えたが、今日わが家近くの畑を見てびっくり!!実をつけ喜んでいたスイカが見事に全部食べられていた。
 杭を打ち込み網で囲い糸まで張ってあったのに情けないありさま。網の外まで持ち出して輪切りのスイカをスプーンを使ってきれいに食べている。昨日は妻が友人宅のスイカが全滅と聞いて帰った。
 わが家のスイカはイノシシではなくタヌキかハクビシンなのは間違いない。ハクビシンはネコ目ジャコウネコ科に属し、タヌキはネコ目イヌ科タヌキ属に分類されるとあった。
 でも地方によってはハクビシンもタヌキと呼ぶとはこの村でもどうなのか。画像検索で両方を見たが、なおさら分からなくなる。今年は自家栽培のスイカを食べることはできないなぁ、あああっ。

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