忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

ど こ に

2012-07-21 | 平和を
 部屋に入り昨日も室内の感じがどこか変だなとは思っていたが、私も以前に1部下ろしているのと借りていたのを持ち出したのかと半ば納得してすませていた。
 今夜も部屋にはいるが昨夜と変わりはなく電気スタンドを点灯し椅子に腰かければ視線の範囲は狭くなる。しばらくして探しものをするため後ろにあるもう1つの机と本棚の間を見て驚く。
 そこには本が散乱していた。地震でもあれば倒れると積み直しは考えてだけ、以前にもこんなことはあったのに実行するのが遅すぎた。
 本屋さんにもらった本棚の下の部分はは平積みするのがとても便利、だがどうしても上に上にと高くなる。4つの平積みで高いのは70㎝あった。
 各段の本棚の縦に並んでいる本もほぼ大半は平積みに隠れている。他の本棚にも似たのがあるが仮の地震対策をしたのは少なすぎる。机と脚立の上などにも9ヵ所あった。

 近年の戦争のできる国作りの加速化にフクシマ原発事故さえ教訓にしない財界や官僚とアメリカ言いなりで憲法改悪を見据えての消費税を含む市民からの絞り取り。
 それらが今回本の落下原因のもとを作った犯人だとも言える。今夜はNHKで「メルトダウン 連鎖の真相」を見たために本の片付けはできなかった。

えがおのちから

2012-07-20 | 共に
 子どもと話をしていてラジオで以前聴いた「うつみ みどり」さんのことを思い出した。途中からだったのとはっきりは覚えていないけど、うつみさんと聞けば私も笑顔が浮かんでくる人だ。
 いつも笑顔のせいか話しかけやすいようで、若い人たちと会話をできる機会も多い。家庭でも笑顔をたやさずに居るから、ケンカになることもないと言う。
 『でどうすればそんな笑顔になれるのか』と尋ねられると「笑顔は自分で作って行くもの」と話していた。笑顔の話しテーマの放送は終わってから 「笑顔を財産にしてみませんか」 の再放送だったことを知った。
 放送の中で笑顔の実力を教えられた。震災直後き被災地を訪れ東日本復興応援ソングとして加藤登紀子さん作詞作曲で歌うつみ宮土里さんの『白いカーネーション』を聴いた時にはじぃ~んときて涙が出そうになった。
 うつみ宮土里さんも勿論たびたび被災地での支援・応援活動も続けている。うつみさんを見る被災地の人々の涙と笑顔に心をうたれた。
 うつみ宮土里さんの歌う姿はYouTubeなどでも観られるが、CD売上金の1部は、東日本大震災で被災した子どもたちの教育費に充てられるとラジオでも聴いた。

キレイになって、

2012-07-19 | 追憶
 ときおり開いて振り返るためにもはじめたこのブログ「忘却への扉」ではある。見方は最初から9年間余を順番に現在までを読みなおす。
 その間には別れの想いでも幾つもあり、それには次回の出会いを楽しめるのと最後を見送る別れがあった。1度だけ数日涙を流したこともある。
 そんな忘却への扉を開いて何日かした昼間、偶然テレビで映画【 おくりびと 】を観ることができた。熱中症対策もあっての昼休みで、すぐ止め仮眠するつもりが映画鑑賞の時間になる。
 【 おくりびと 】 2008年作品 監督/滝田洋二郎 出演者/本木雅弘/広末涼子/山崎努/峰岸徹/余喜美子/吉行和子/笹野高史
 CMで映画を見たいとは思っていてDVDでもと購入しかけて、これまで来た。[ プロのチェロ奏者だった大悟は楽団の解散で、妻の美香と田舎の酒田市に帰る。新聞の求人広告で「旅のお手伝い」 NKエージェントを見つけ面接で即採用。
 実はこの会社名NKが納棺(No‐Kan)の略とは‥] 納棺師という職業を私は知らずにいた。この村では葬儀社ができるまでは、隣近所の講組が坊さんの送り迎えまでした。遺体は姉妹など親戚の女性たちがきれいにした。納棺は今でも身内で行う。
 1ばん私が涙を流した人の場合は看護師さんたちだった。本人の希望であの白装束ではなく外出着のまま提供した代わりの義眼の入った目を閉じてきれいに化粧をしてもらった。
 おくりびとでの納棺師を演じる本木雅弘と山崎努(社長)のご遺体と接する姿には吸い込まれるような気分になる。映画館で観なくて家のテレビで見て良かったと思う。ずっと言っていいほど涙が流れっぱなしだった。

小さく見せたく

2012-07-18 | 平和を
 これほどの広がりを見れば脱原発に世論が大きく動きかねない不安を、国や電力会社など原発むらの無責任な者たちも感じはじめているのだろうか。
 原発再稼動反対と原発ゼロを訴える「さよなら原発10万人集会」がノーベル賞作家の大江健三郎さんや音楽家・坂本龍一さんらの呼び掛け人となり、東京・代々木公園で開かれた。
 主催者側の発表では全国から17万人の参加者が集まり、反原発を訴える集会では過去最大規模となった。組織的な集まりだけでなく、インターネットなどを通して一般市民の加わったのが盛り上がりの要因となる。
 「たかが電気のために美しい日本、国の未来である子どもの命を危険にさらすべきではない。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」 と坂本龍一さんは呼び掛けた。
 大江さんは 「原発大事故がなお続く中、関西電力大飯を再稼動させた。さらに再稼動を続けていこうとしている政府に今、侮辱されていると感じる。私たちは政府の目論見を打ち倒さなければいけない」と怒りをあらわに。
 この日は気温30℃を猛暑の中での集会後は3コースに分れ都内をパレードまで。毎週金曜日の総理官邸前での抗議行動も続いている。
 メディアも無視できなくなったのか、これは競って取り上げた。だが参加者数を主催者側発表の17万人だけにしたのと、警察発表の7万5千人を並べたものなと違いがあった。こんな場合は警察発表の2倍とみるのがほぼ正しいとか聞いたことがある。

どこででも

2012-07-17 | 共に
 今日九州より先に梅雨明けが発表された。九州北部では数回の異常豪雨と洪水による大災害での被害も多く復旧作業もまだまだ。こちらは青空に真っ白い雲だが昼間の気温が庭の日陰で32℃、長雨と雨量多さに梅雨明けにほっとする反面素直に喜べない気分。
 夜のこの部屋の温度もまだ30℃以上、外の方が涼しいかもしれない。エアコンは節電破りの雷が怖いので今送風機のスイッチを押したばかり。
 いまだに片付け途中の部屋の片隅に先月出かけたコンサートの案内広告を見付けた。教会コンサート ‐ 平和の祈り ‐ とあり、あの日の驚きを想いだす。
 出演者は トリオ・ディヴェール (フランス語で「いろいろなもの」の意) 小松沢 惠(こまつざわ めぐみ) ソブラノ 杉山 優子 (すぎやま ゆうこ) ヴァイオリン 瀬底 美穂 (せそこ みほ) ピアノ
 演奏会場は教会と幼稚園を兼ねた古いお屋敷のホールとあるが、昔の物置か倉庫を改装した場所だ。コンサートには似合わない印象でいた。
 部屋で待っていると向かいの武家屋敷風の建物から出たドレス姿の女性たちがこちらへ入ってきた。挨拶をするとさっそくコンサートがはじまる。
 幼稚園児の賑やかな声が時々隣から聞こえてくるのも次第に気にならなくなる。10曲 およそ1時間「まさか 本物の演奏をこんなに近くの目の前で聴けるなんて‥‥」 終了後の余韻は私も同様だった。

だ れ か !

2012-07-16 | 平和を
 中曽根康弘/梅原猛/斑目春樹/ビートたけし/吉本隆明/渡部恒三/大前研一堺屋太一/清水正孝/弘兼憲史/与謝野馨/幸田真音/勝間和代/星野仙一/小沢遼子/蟹瀬誠一/山折哲雄/小佐古敏荘/岡江久美子/浅草キッド/茂木健一郎/中畑清/大熊由紀子/田原総一朗/アントニオ猪木
 金美齢/寺田農/荻野アンナ/薬丸裕英/福澤朗/松本零士/藤沢久美/関村直人/大宅映子/草野仁/養老孟司/福島敦子/北野大/三宅久之/木場弘子/岸本葉子/野口健/豊田有恒/鈴木篤之/住田裕子/西山英彦/渡瀬恒彦/吉村作治/近藤駿介/小宮山宏

 【 原発文化人50人斬り 】 著者/佐高 真(さたかまこと) 発行所/毎日新聞社 第1刷…2011年6月、第4刷…同年7月を最近発行日を確認せず著者名で買って読んだ。
 [原発安全神話を捏造してきたのは誰か! 政官財、メディアと御用学者とタレント文化人―― 原発翼賛体制のすべてを暴き、フクシマの惨事を招いた者たちを 怒りをこめて告発する。
 第1章/原発文化人と原発戦犯 第2章/反原発の群像 第3章/東京電力の歴史と傲慢 第4章/メディアと原発の危険な関係 ―――目次より]
 反原発の群像では高木仁三郎/松下竜一/広瀬隆/小出裕章/忌野清志郎らが、「おわりに」の末尾には俳優だった山本太郎も入っている。
 権力と金に踏み潰されたが、この町にも反原発運動が渦巻いた時代はあった。動員に加わるのではなく1市民としては私も参加することもある。高木さんかの講演も近くで聞いた。出席者は20人も居ただろうか、数など関係なく真剣に伝える熱意に心をうたれた。脱原発への移行は絶対に必要。

のぞいているけど

2012-07-15 | 共に
 [お湯を溜めはじめるとやって来て、バスタブを覗き込んでいます。溢れないように どれだけ溜まったか 見守ってくれるのはいいのだけど まだ蛇口を締めることも 知らせもしない困り者]
 もしメルが頭にタオルをのせて一番風呂に浸かり、鼻歌でも唄っていればそれこそびっくり!! 猫舌とはいうけど、ネコの湯加減は何度なのかと気になった‥。

感謝でいっぱい

2012-07-14 | 共に
 いつも専門医院で出会うのだけど、まだ話しをしたことも顔をよく見た事もなかった。来院して待合室のソファーに腰掛けると付き添いの人が受付を済ませ戻って来る。
 『あなたのおかげで、こうして先生にも見てもらえ安心できる。 いつもありがとう』 付き添いの人がその言葉に答えると 『ほんとにあなたは優しいから…』
 数メートル離れた私にも女性の細やかな気配りは感じられる。老齢の女性の感謝の言葉もお世辞ではないだろう。
 『今日は私も初めてなので よろしくお願いします』 血圧を測る看護師さんに挨拶。私は診察室の前にある長椅子に腰掛け、先に済んでの順番待ちだった。
 患者さんはどこかの介護施設などからの通院かとこれまで思っていたが、市内で1人暮らしとその生活環境を初めての付き添い女性への話で知る。
 『病院にあんまり来ないのは ええことよ。元気におらんとなぁ』 方言の混じるのもいい。『体には悪い所があちこちあって 病院はよく行くのよ』 あれ?先ほどの話とどこか違うような。
 『ここ見て小さく膨れてるでしょ 機械が入ってるの だから… 』 一緒に居るのがうれしそう。出会いを受け入れ信じて感謝を伝える生き方。
 付き添う女性も別の人なのに同じに思えるのは同じ会社だからだけとも思えない。感謝を表現するのが苦手な私は、かなり遠回りだけれど社会的な面で内緒にまとめて表すことにしている。

どこまで がんばる

2012-07-13 | 日々
 新聞を指差し 『それも止めたら!』 パソコンと携帯電話使用にもイエローカードをもらっている。まだ黙認の時間はあるけど、本の部屋に入るのと点灯も厳しく制限された。
 この部屋は天井の蛍光灯は年に数時間使うかどうかの節電状態で、これまで蛍光灯の電気スタンドを利用して来た。それさえ『もったいない!』 と家電店で明るいLED照明との宣伝が目立った電気スタンドを買う。
 家でさっそく使ったが何とその暗いこと。古いのと新しい電気スタンドを併用しなければ目に悪い。数日後ニュースでLEDライトに照度基準が無く問題があり、統一した基準を急ぐと聴き呆れた。  テレビのある居間で本を読むのは集中力に欠けるし、なにより精神的に疲れるので読む気もない。年間予約の季刊誌はやはり購読中止の連絡か。
 今日は診察の日で水分補給のために待合室にある押しボタン式で出る『お茶など飲んで気をつけて帰って…』 と言ってもらったのに忘れた。待ち時間の都合で雑誌を読めなかったのとお茶の件を残念に思いながら1円も要らずに帰宅した。
 『これ今月分だけはあげるけん 散髪に行きなはい』 月の小遣いかと思えば甘くはなく散髪代の一部だけ。足りないから小遣いをと言ってみれば1000円札1枚がふわりと追加。
 散髪には行かないと言えばお金は目の前から消え『小遣いはあげん言うとろ』 わが家にも経費削減できる部分は他にあるはず、国の無駄遣いを増やしながらの一般市民から搾り取りほどではないが、家庭内でも経費削減を一方的に押しつけられては今後に迷う。

さしかけ いっしょに

2012-07-12 | 共に
 大分や熊本での異常豪雨と被害をニュースで知った関東や東北等に暮らす親戚から、大丈夫かと心配する電話が掛かる。この地方はどしゃ降りのことはあっても半日ほどでこれまでは来ている。
 例年よりは雨量も多くよく降る梅雨ではある。でも毎日だいたい定時に出かける犬との散歩も犬が雨でずぶ濡れになったのは数回だけ。
 雨避けは私の持つ傘が1本、リードの長さを犬の自由に任せれば毎回びしょ濡れになって帰宅後がたいへん。今の犬の先代犬たちはどれも雨が嫌いで、できるだけ濡れないように自分で努力していた。
 でも今の犬は散歩に限れば雨に濡れても平気なのか、水溜まりも幼児みたいにピチャピチャ歩く。リードを短くし傘をさしかけ雨避けはしても、気ままに歩く犬の散歩は楽ではない。
 そう言えば雨降りが楽しい年代の懐かしいいろいろが私にもあった。傘は雨との想い出、1人のことや2人でのことも…。犬には私と一緒の傘に入っているのを分かるのだろうか、ただ一緒の散歩は喜んでくれる。
 ラジオのペット相談でパグは8歳で初老、大型犬は5歳で初老と聴いた。わが家のデブ中型メス犬は14歳、最近は食事と散歩と寝るのが大好き。
 なぜ捨てたと腹の立つほど可愛い赤ちゃん犬はわが家の家族となり、父さんと娘のはずがいつの間にか私の年齢を追い越していた。雨の日には傘も一緒に散歩して長生きして欲しい、家で1番の話し相手でもある。