忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

なんでかな‥‥

2012-07-24 | 追憶
 『お母さん、○○兄さんから電話よ』 近くに暮らしている従妹が、今夜は泊まりに来ていると伯母を呼びに行った声が聞こえる。電話に出れて良かったと私もほっとした。
 居間から電話のある玄関手前までの間取りが浮かんでくる。『○○ちゃん ご無沙汰 私も米寿八十八になったんよ お母さんの歳を越えちゃった』
 『兄弟姉妹の内で 1番体が弱かった私1人がまだ生きてるんよ 今体重28㎏ 身体中ガタガタ 内蔵も1つ取ったんよ 呼吸する力も弱って 息もやっとしてる』
 少しでも多く私に話しておきたい気持ちは分かるけど、大丈夫かと心配になる。あちらに大雨は降らなかったようだが暑さは同じ。
 でも『エアコンの設定温度は18℃にはしないで、30℃にしてるのを見つけ○○に笑われるの』 なるほど30℃は冷房ではなく暖房だろう。昔ながらの癖はなおらない。
 『最近なぜだか(故郷の)お地蔵さんと仲良しだった姉さん(私の母)の夢を見るの 朝起きるとお父さんお母さんに兄さん姉さんたちの 名前を呼びながら拝んでるのよ』
 すぐにでも広島県まで出かけ直接会って話をしたいと思う。月参りに地蔵さんの前で一升瓶を持っている祖父と祖父母の写真を探し送ろうと思う。想い出はいつも身近に感じていたい気持ちは一緒、ありがとう。