忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

めんこいこうま

2012-07-06 | 平和を
 (一)ぬれた仔馬のたてがみを 撫でりゃ両手に朝の露 よべば答えてめんこいぞ オーラ 掛けて行こうよ丘の道 ハイド ハイドウ 丘の道 (ニ)藁の上から育ててよ いまじゃ毛並みも光ってる お腹こわすな風邪ひくな オーラ 元気に高くないてみろ ハイド ハイドウ ないてみろ (三)紅い着物(べべ)より大好きな 仔馬にお話してやろか 遠い戦地でお仲間が オーラ 手柄を立てたお話を ハイド ハイドウ お話を (四)西のお空は夕焼けだ 仔馬帰ろかおうちには お前かあさん待っている オーラ 唱ってやろかよ山の唄 ハイド ハイドウ 山の唄 (五)明日は市場かお別れか 泣いちゃいけない泣かないぞ 軍馬になって行く日には オーラ みんなでバンザイしてやるぞ ハイド ハイドウ してやるぞ
 家で飼っていた 可愛い仔馬が 戦争に軍馬として 連れて行かれ 乗せられていた船が沈没し死んでしまった。そんな悲しい戦争を絶対にしてはならないという反戦歌だと、ラジオで千住明さんの話から知った。
 戦後に改変された歌詞で童謡として私もよく歌っていたので スティーブン・スピルバーグ監督の映画『戦火の馬』の予告編 が浮かんできた。
 めんこい仔馬は軍馬哀歌で 陸軍省選定の東宝映画『馬』 (監督:山本嘉次郎、 助監督:黒澤明) 日米開戦の年に作られた軍馬映画の主題歌で 作詞:サトー・ハチロー、作曲:仁木他喜雄だが映画には使われなかったとの説もある。
 戦時中に部隊の兵士たちが内緒に好んで唄った軍歌には、軍隊を皮肉ったり反戦歌と言える歌詞が結構あったと聞いている。私の歌うのもどこか悲しい。改悪で憲法9条を無くすことは、日本の若者や子供たちが韓国のように徴兵されることでもある戦争を狙う国づくり。