忘却への扉

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浮かないように

2012-07-26 | 平和を
 気温30℃を超す蒸し暑い日々にはめげるが、集中豪雨で何度も大災害に襲われた九州北部の梅雨明けのニュースにまずはほっとする。もちろん復旧はこれからのこと。
 九州の梅雨明け前に山で出会った知人は、被害地がよくオートバイでのツーリングを楽しんで来た地方だけに、とても心配していた。私も大きく報道されているのを見て大分の親戚とは電話で話した。
 避難勧告に警告に避難指示、濁流が堤防を破壊し町や農地に流れ込む。昨年起きた3・11東日本大震災と東電のフクシマ原発事故と気持ちはダブル。
 自然災害と人災原発事故どちらも私たちの町でも起きうることだ。脱原発どころかここの県知事も町長と市長は口を濁して、行方を見守るだけだった。
 フクシマ原発事故の原因隠しと原発地盤の活断層等の調査も安全対策さえ先送りのまま、関西電力大飯原発2基の再稼動を急いだ。電力不足は言い訳にすぎず、原発むらに取り込まれた政府にとっては近隣市民の生活や命よりも大切なことなのか。
 大飯原発が再稼動したのに次はうちの原発を安心よりも早くと、この近くの原発も知事・町長・市長揃って裏では再稼動への意欲か欲を満々と蓄えているようだ。
 町内で3・11後に早くから原発をなくそうとの市民運動に協力している人について、山で知人は『(彼を)この町で浮かないようにせんといけんぞ』と言った。
 陰では原発の怖さを話題にしても、自称偉い力を持つ人たちには黙って従う人たちが大半を占める。『(この町も市も)ダメですね』早い時期に彼が口にした言葉が突き刺さる。