Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

宗谷本線で小旅行 ② 塩狩

2015-07-25 22:15:45 | Travel
さて、塩狩到着しました。



のどかなところです・・・。

駅のすぐそばに今夜の宿があります。

塩狩ヒュッテユースホステル。
塩狩がある和寒町出身のご主人は、大阪でお過ごしだったんですが、
ご家族とともに和寒町にUターンされ、
ご自身も参加されて建てられた丸太小屋にて
2013年からこの宿をオープンされたそうです。


各部屋には野菜の名前が・・・。


この2段ベッドも手作りだそうです。
相部屋でもう一人の方がすでに下のほうに陣取っておられたんで
わたしは必然的に上のほうへ

晩ごはんまで30分ぐらいあるので軽く散策いきますか

おもな見どころは駅周辺にギュッと凝縮されてます


まずは、駅とユースホルテルの間ぐらいにあるココから。

側面には「天塩国と石狩国の国境 二七四米」と書いてあります。
戊辰戦争(箱館戦争)終結直後に、
蝦夷の地も、大宝律令の国郡里制を踏襲した形で11の国に区分され、
そのなかの天塩国と石狩国の境界がこの塩狩峠だったのだそうです。

今年は、小樽の龍宮神社のお祭りや、函館旅行を通じて、そしてここ塩狩でも、
なにかと北海道の歴史に触れる機会が多いですな・・・。
20年以上も住んでいるのに今まで全く知ろうともしなかった・・・

ここは三浦綾子さんの有名な小説「塩狩峠」の舞台でもあります。
塩狩に泊まることに決めてから「塩狩峠」を読みました。
主人公のモデルとなった方の慰霊碑がありました。

長野政雄さんという方が、
峠を暴走する列車を身を挺して停車させ、多くの人の命を救ったのだそうです。

長野さんと同じ旭川の教会に通っていた三浦綾子さんがこのお話を知り、
小説の書かれたとのことです。

そんなつながりから、ここ塩狩には、
旭川にあった三浦綾子さんの旧宅を復元した「塩狩峠記念館」と、
三浦綾子さんやご主人が詠んだ歌の碑がある「歌碑の森」があります。


ウッドチップが敷かれ、小さな歌碑が点在するかわいい森です。






森の中にたたずむ「三浦綾子旧宅」。

駄菓子屋さんだったみたいで、それもそっくりに復元されています。
通常は16時ぐらいまでしか見学できないんですが、
希望すればユースホステルのご主人が案内してくださるということで、
夕食後に見学させていただきました。
小説「氷点」執筆の部屋や、小説・映画「塩狩峠」に関する資料などの展示、
三浦夫妻の生活用品等の展示のほか、
三浦綾子さんの肉声の朗読をCDで聞くことができたりと、
けっこう楽しめました。
「塩狩峠」読んでから来てよかったー

「歌碑の森」を出て、
さっき駅の近くに何やら気になる物体があったので行ってみることに。

あれ。いったいなんでしょう・・・。


ほほう・・・。
あとで調べたら、塩狩峠は昔から桜の名所として知られているそうです。
5月中旬には約1,600本のエゾヤマ桜が峠一面をおおい、
『塩狩峠さくらノロッコ号』が運行され、お花見ツアー客が多く訪れるとか。
ぜーんぜん知らなかったー!

さて、周辺散策終了し、晩ごはんの時間です。



野菜中心のヘルシー晩ごはん。
おいしかったー

ここではじめて同室の方とご対面
名古屋から1週間ほどの北海道旅行にいらした方で、
礼文島で知る人ぞ知るユースホステル桃岩荘に3泊、
三浦綾子さんがお好きということで塩狩に2泊で
「北海道フリーきっぷ」というのを使って旭川まで行って
旭山動物園や三浦綾子文学館などみてきたそうです。

いま初めて会った方といろんな話しながらご飯を食べるっていうのも
ユースホステルならではです。
っていうか、
わたしよりも多分年上の女性なんですが、
礼文の桃岩荘に3泊ってすごいなー。
なんていうか、大学のサークルみたいなノリのユースなんですよね・・・。
わたしはたぶん・・・できないかも
逆に昔のユースホステルを知っている人だからこそ泊まれるのかも

お食事のあと私は塩狩峠記念館へ。
20時過ぎに戻ってきたら部屋は真っ暗で彼女はもう寝てましたんで、
静かに2段ベッドの上段でお風呂に行く準備をして、
お風呂から戻って真っ暗な中、自前のライトつけて静かに明日の準備をして、
静かにストレッチ。
2段ベッドの上なんで、あんまり十分にストレッチできなかった
マラソン前日に相部屋っていうのはダメね・・・と反省して寝ました

それでもぐっすりと眠って、ウグイスの鳴き声で覚醒。
また静かにお支度してたら、同室の方も起きられたので、
またいろいろ話しながらストレッチング。
朝ごはんは時間的に無理だったんでいただかずにセルフのコーヒーをいただいて、
同室の彼女とユースのご主人にごあいさつしてユースホステルをあとにしました。
短い滞在でしたが、なんだか刺激的というか、
いろいろな意味でいつもと違った体験した気がします。
おもしろい巡りあわせでした、塩狩


ということで、
始発の下り列車にてハーフマラソン開催の士別に向かいました。

つづく。




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