Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

再復活!ボルドーシリーズ シャトー・カロンセギュール 2002

2015-01-23 23:58:41 | Wine


Chateau Calon Segur 2002

サンテステフの3級シャトーです。


シャトー・カロン・セギュールは非常に古い敷地で、
サンテステフ・コミューンの最北の少々内陸に位置しており、
最も北にある格付けシャトーとなっている。

12世紀頃、
ジロンドを渡る材木を船の名を取り、この辺りのコミューンは“カロン”と言及された。
そして18世紀まで
この地域は“サンテステフ・ドゥ・カロン”及び“カロン”と呼ばれていた。

18世紀には、
このコミューンのブドウの所有者であるジャン・ド・ガスクの娘と結婚した、
ニコラ・アレクサンドル(セギュール候爵)が所有権を獲得し、
元来カロンとして知られていたシャトーの名を、カロン・セギュールと変えた。

1775年には既にプルミエ・クリュ・ドゥ・サンテステフの権利を獲得し、
このコミューンで最初のワインエステートとなった。

「葡萄園の貴公子」とも呼ばれたセギュール侯爵は
一時期ラフィット、ラトゥール、ムートン、カロン・セギュール、すべてを所有していたが、
“私はラフィット、ラトゥールでワインを造っているが、私の心はカロン・セギュールにある。”と言い、
この言葉から、ハートをデザインしたラベルが使われている。

1960年代以降はスランプが続いていたが、
1990年代に入り、
マダム・ガクストンが亡き夫の後を継ぎエステートの経営をするようになってから、
かつての名声を取り戻した。

19世紀の格付け当時から現在まで、
ずっと同じファミリーが家族経営を保ってきていたが、
マダム・がクストンが亡くなり
2012年にシャトーはフランスの大手保険会社に売却された。



<シャトー情報>
年間生産量:24万本
畑面積:60ha
土壌:砂質砂利と鉄に富んだ石灰岩
平均樹齢:35年
植密度:5,600本/ha
平均収量:40~45hl
育成:手摘み。
   ステンレスタンクで温度管理、発酵とマセレーションは約24日間。
   熟成はトロンセの新樽30%で24~26か月。
   清澄はするが濾過はしない。
ブドウ品種:65%カベルネ・ソーヴィニヨン 25%メルロー 10%カベルネ・フラン
所有: Societe Suravenir Assurances(保険会社)



<テイスティング>
色:やや赤紫っぽいガーネット、エッジも同様、粘性高い 透明度低い
香:樽、バニラ、甘い香り、ミント、鉄、カシス、インク、
  2日目には、腐葉土やチョコレートの香りも
味:アタックマイルド あまい果実 ブラックチェリー
  2日目にはドライフルーツやバニラの風味も。
  厚いベルベットのようなテクスチャー、
  酸味低め~中等度、
  タンニン軽め~中等度 なめらかでシルキー、うっすら張り付くがすぐ消える
  2日目にはややタンニン強く感じられ結構張り付くがすっと消える
  alc.13%くらいか。
  余韻中等度、レーズン、穏やかな酸味、新樽、バニラ、なめらかなタンニン
 
アッセンブラージュ予想:CS60%、Me40%
アッセンブラージュ正解:CS65%、Me35%
alc.正解:13%


果実味とバニラの甘み・・・おいしいですねー、カロンセギュール
誰でも飲みやすいと思います。
アッセンブラージュはメルロー多めだなーと思ったんですが、
まあ惜しい感じで

これ買ったとき8千円台だったんですが、
今はどのヴィンテージも1万以下で買えないんですね・・・。
これもお隣の国の影響ですか、それとも新しい所有者の戦略でしょうか


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